投資

複利で増えるひと、複利で増えないひと

投資でも商売でも、真剣におかねを増やそうと思えば、しぜんと複利的思考になります。

指数関数とかn乗とか、むずかしく考える必要はなさそうです。

複利で増えるひと

おかねを増やしたいひとは、いつも資産の総量を意識します。

  • 1万円持っていて1万円増えたなら、またつづけて1万円増やしたい

ではなくて、

  • 1万円持っていて1万円増えたなら手元に2万円あるので、こんどは2万円増やしたい

となっていきます。

もちろん2倍までとは言わなくても、手元の資金が増えるほど、トータルでの勢いを保つための比率維持を目指します。

トータル1000万円になっても1万円ずつ、という感覚では満足できるわけありません。

結果がでてすすんでいくたびに、新たな総額がまたスタートになっているはずです。

資産を増やそうとしているひとは、リセットしながらすすむので、しぜんと複利的思考になっています。

つねに桁数とステージを上げていく熱意があるからです。

複利で増やせないひと

逆に複利で増えないのは、資産を本気で増やしたいと思っていないからです。

  1. 1万円増えたら、1万円使うひと
  2. 1万円増えたら、増やした1万円で満足するひと

になっています。

①の増えた分を使うひとは、いつまでたっても増えないので複利的思考になる以前の状態です。

②の増えた分に満足するひとは、貯金感覚になっています。

節約して貯金する努力だけに焦点を当てているので、全体の額が2万円でも1000万円になってでも関係なく、1万円ずつをくり返しています。

比較してみると、

生活の収支がおかね基準のままなら単利的思考、投資や事業の運用利回りがおかね基準になれば複利的思考、というちがいに気づきます。

言いかえると、収支だけP/L脳 のひとは単利、資産を意識するB/S脳のひとはしぜんと複利、とも表現できそうです。

まとめると

おかねを真剣に増やそうと資産総額をいつでも意識していれば、しぜんと複利的思考になって、指数関数的に増えていきます。

ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

賭け金を増額できた連続的中や複勝コロガシで、払い戻しの多さに興奮したこともあります。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、

いつもおかねに困るようになりました。

主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

世界中の企業に託していきましょう。

資産総額を意識して長期運用すれば、しぜんと複利で増えていきます。

置いたままで増えていく勢いを経験したことのある、ギャンブル依存でよかった。

これからゆたかになりましょう。