おかねのソントクを目の前にすると、なかなか的確な判断ができなくなります。
欲に目がくらまないよう、自分の実力レベルに対してはいつでも謙虚でいたいです。
スポーツのアドバイス
“テニスを上手になるには?” という質問に対して、
- しっかりテニスをたのしめばいい
と世界チャンピオンがアドバイスしたら、
だれだって真に受けません。
“どうやったらゴルフを上手になる?” という疑問に、
- いいショットが打てるイメージを頭のなかでくり返す
と世界一のプレーヤーが子どもにアドバイスしている映像をみても、
素直にそうですね、とはなりません。
おそらく本質をついたアドバイスなのでしょうが、その域に達したひとだから表現できる内容とみんな気づきます。
そのまま自分にあてはまるアドバイスとは、だれも思いません。
投資アドバイス
おかねが絡むと、どういうわけだかそうはいかなくなります。
ウォーレン・バフェットという世界一の投資家からのアドバイスに、
- 自分が事業内容を理解できて、稼ぎつづける企業のオーナーになりなさい
- 自分でコントロールできる範囲に集中投資して、5銘柄以上にならないのが安全
というのが有名です。
それを真に受けて、素直にムリやりしぼった個別株へ集中させるひとが結構います。
どうしいうわけか、市場において不当に低い評価となっている銘柄を自分でも選別できる、とカンチガイを起こすのです。
おかねの話になると浮ついて、凡人の自分にもあてはまるアドバイスと感じるひとが増えてきます。
一方でバフェットさんは、
- 分散投資は、無知に対する保険の役割
と戒めてもいます。
具体的には、卓越した企業の株式を適正価格よりも十分に安く買う能力がない、いわゆるふつうのひとには、
米国株インデックス S&P500 ETF購入を勧めているのです。
テニスやゴルフとおなじように、株式投資においても、世界一プレーヤーのアドバイスを真に受けて都合のいいマネは控えましょう。
まとめると
なんにおいても、とんでもなくレベルがちがうひとのアドバイスを額面どおりには受けません。
レベルがちがうアドバイスに浮かれることなく、投資では謙虚な姿勢でインデックス運用をすすめていきましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
格がちがう強者などの言う、“考えるのではなく感じる” のような発言を信じて、イタイ目にもあってきました。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に託していきましょう。
米国株中心に分散投資すれば、しぜんとおかねが増えていきます。
レベルのちがいを意識できる、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。