依存症克服

ギャンブル依存のひとだけが、おんなじことをつづけてるのだろうか?

ギャンブルやめたいけど、やめることをなんとなく先延ばしにしてしまってます。

これって、ギャンブル依存のひとだけでしょうか。

ヒトはみんな変化を避ける

転勤、転職など、新しい環境は不安なものです。

できれば今のままがいいなあ、と考えてしまいます。

同じ車両の同じ場所で通勤し、同じ仲間と同じ居酒屋に行くのが日常になっています。

その方が、ラクだからです。

これを現状維持バイアスといい、ヒトはみんなそうなっています。

現状維持バイアス

経験したことのない変化を恐れて、いま現在の状態を維持し続ける心理のことを、

現状維持バイアスといいます。

安全に暮らせなかった原始時代遺伝子が、この時代になっても残っているのです。

生き物としていまの延長をつづけようとして、危険をおかさなくなります。

依存症であってもなくても、

  • ずっとギャンブルしてたから、これからもギャンブルする

と変化しないことが落ち着くのです。

現状維持バイアスを打ち破る

現状維持バイアスを打ち破って、先延ばしを卒業したいです。

そのためには、4つの手順

  1. 定量的分析
  2. 最悪ケースを想定
  3. 第三者からのアドバイス
  4. 自分の行動を客観視

によって、“本能” を “理” でカバーしていく必要があります。

定量的分析

むずかしそうにみえますが、数字で見ることです。

数字で客観的に評価することで、変化をしていく必要性を確認できます。

ギャンブル継続のことだったら、

  • 通帳記入して、収入と支出を確認する
  • ギャンブルで負けた額を記録する
  • いまある借金を一覧にしてみる

なんとなくではなく、数字で確認してみましょう。

最悪ケースを想定

現状維持を中止したときに、どうなるかを考えます。

そのなかで、起こりうる最悪を想定してみます。

整理がつくと、変化への恐怖がコントロールしやすくなります。

ギャンブル継続のことだったら、

ギャンブルをやめるとどうなるかを考えてみます。

まあ、いいことばかりです。

もちろん、ヒマになるのでその対応を考えていくことになってはいきます。

第三者からのアドバイス

現状維持を中止したひとや、はじめから現状を維持していないひとの意見をききます。

そうすると、現状維持バイアスが本能であることに気づけます。

ギャンブル継続のことだったら、ギャンブルをやめたひとからいいアドバイスをもらうことになります。

一般的には、GA (ギャンブル・アノニマス) に行くことでしょう。

ギャンブル経験を反転させてホクホク株式投資をはじめた、

“だからよかった療法” 経験者の話をきくのがオススメです。

自分の行動を客観視

①から③の内容を実行しながら、

幽体離脱した感覚で、いまのギャンブル依存の自分を客観的にながめていきましょう。

このように①から④をくり返すことで、現状維持バイアスを越えていける、といわれています。

これでギャンブルに限らず、なんでも現状維持バイアスを打ち破れそうです。

まとめると

ヒトは安全で暮らせなかった時代の影響により、変化をきらい、現状を維持する性質があります。

定量的分析、最悪想定、第三者アドバイス、客観視、をくり返して、現状を打破していきましょう。

ギャンブル依存は投資にむいている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

おかねをかき集めては、パチンコ玉やお馬さんに託してきました。

“奪い合い” で “だれもよろこばない” ギャンブルをつづけたために、

いつもおかねに困るようになりました。

これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

世界中の企業を託し先にすれば、おかねが増えていきます。

現状維持バイアスを超えたときに “託する能力” が利用できる、ギャンブル依存でよかった。

これからゆたかになっていきましょう。