サイフを持っていない

25年くらい前、わたしが大学生だったころ、バーバリーの茶色白色長財布が流行りました。
ふだんサイフを持たないわたしも後ろポケットに入れてみましたが、パチンコ屋で落としたかスラれたかで、すぐに無くした経験があります。
ふだんは裸銭

ちょっとでもおかねがあれば、ギャンブルをする日々、

ずっと、おかねは廻っています。

そんな生活なので、おかねがとどまる場所は必要なく、
- サイフを持っていない

いわゆるギャンブル依存あるある、

カッコつけるつもりもないので、クリップなんかで留めることもなく、
- 右ポケットに、小銭と千円札まとめて二つ折り
- 左ポケットに、万札まとめて二つ折り

ツッコんでました。

全財産が、
- ふだんは数万円程度
- 競馬で当たれば数十万円
- 負けがつづくと小銭だけ

いつもおんなじ服装、そのポケットの中身が多少増減するだけ、

ホントまれに勝ちがつづいたときは、アパートの部屋にそのまま置いておく感じだったです。
ちょっとだけの知り合いと会うとき

サイフを持っていなくても、まあ困りません。

コンビニや飲食店での支払いに、ポケットから裸のおかねを出すのは日常、もちろんなんともありません。

仲のいいひととごはん食べて、ポケットから裸のおかねを出すのも日常、当然なんともありません。

ただどういうわけか、
- ほとんど行ってない大学での実習
- 就職先の飲み会

へ行くときは、

いつどうやって手に入れたのかもわからない、サイフのような入れ物をアパートから持っていってました。

ちょっとだけ知り合いの前では、やっぱり恥ずかしかったのでしょう。

おかねがない現状を、どうにか隠したかった気がします。

ただの自業自得ですが、なんとも情けなく、はずかしく、だけどなんだか懐かしい、なんとも切ないあのころ、

いまは、右ポケットに小銭入れ、左ポケットに二つ折り札入れ、ちょっとだけ成長しています。

なんの役にも立たないギャンブル依存経験の想い出はなしを終わります。
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