ギャンブル依存

競馬でおかねが減っていくイメージ

競馬に使ったおかねを集めたら家が建つ、と言うおじさんをよくみかけます。

たしかに、そう思います。

競馬回収率

競馬を含めた公営ギャンブルは、集めたおかねの75%を的中者に払い戻します。

残りの25%が、日本中央競馬会取り分の場代になります。

ですから、ずっと競馬の収支を記録していると、本命狙い・穴党どちらであっても、回収率は75%程度に落ち着いてきます。

もし年間を通して80%を超えたら、とんでもなくスゴイ成績です。

テレビの競馬番組でびっくりするくらい的中している川島さんでも、ほとんど当たらないキャプテンさんでも、みんなしぜんと75%になるものです。

逆にいうと、とんでもなく優秀な予想ができても、おかねは減っていきます。

回収率についてはじめてのひとは、土日合わせて予算1万円なら、年間50万円くらい使って、10万円ちょっと負けるイメージを思うかもしれません。

この感覚なら、なかなか家を建てる額は動いてないことになります。

家一軒分とは

ギャンブルにハマっているひとは、

  • 当たらないときは、予算分の1万円すべてなくなる
  • 的中しても、もっと賭けるのでぜんぶなくなる

という習性なので、土日の予算が1万円なら、

年間150万円くらいぐるぐる回って、トータル50万円すべてがなくなる感じになります。

独身で月に10万円の予算なら、

  • 月10万円なくなるのに、40万円くらい回って
  • 年間120万円なくなるのに、480万円くらい回って
  • 10年で1200万円なくなるのに、4800万円くらい回って

馬券売り機に飲み込まれつづける感覚になります。

10年、20年競馬をしていたら、まあ家一軒分はふつうに負けてる気になりますねえ。

ぐるぐるおかねが回りながら、勢いよく消えていってたあのころを計算してみました。

ぐるぐるおかねが廻りながら、ちょっとずつ増えていくようにすればいい、

気づくまでに、わたしは38年もかかりました。