本多静六さんの、“人生計画の立て方” という本を読みました。
近年、FIRE (Financial Independence, Retire Early) をあつかう、貯蓄や投資テクニックの本を見かけます。
本多さんの本を読むと、経済的自立後のイメージを先にもつのが必要みたいです。
本多式貯金法
本多静六さんのおかねについての話には、“私の財産告白” という有名な本があります。
そのなかでも、
- 通常収入の1/4天引き貯金
- 臨時収入の全額貯金
を積極的に推奨しています。
やってみると最初はタイヘンでも、
- 数年で資本収入が入りだすとラクになり
- 10年ないし20年ののちには、資本収入で暮らせるようになる
と表現されています。
そのために期間中は、
- 一切のゼイタク品やミエを廃し
- 貯金額の増大と先にある生活とをたのしみに一家でまとまる
そんな生活をしていきます。
そして10年から20年が過ぎてしまえば、ある程度ゼイタクできるようになっても、もうムダや浪費をする気がなくなっているのです。
実践したFIREをわかりやすく表現してくれる、明治から昭和初期の偉人にホント感服でした。
本多式人生計画
本多静六さんの貯蓄は、25才のときに人生計画を立ててからはじまっています。
というか、人生計画を立てたからこそ、経済的自立を目指しはじめたようです。
その大まかな計画は、
- 25才から40才は、勤倹貯蓄
- 40才から60才は、専門の仕事を道楽としても働く
- 65才から70才は、名利なしでのお礼奉公
- 70才以上は、おだやかな隠居生活
4つのステージで表現されていました。
とくに、① 25才から40才については、バカと言われようが、ケチと罵られようが、
しっかり貯蓄することで、一身一家独立安全の基礎を築く必要性を説いています。
次のステージへ進んだときに、やりたいことでひとのお役に立っていくため、まずは金銭的自立をなにがなんでも手に入れる覚悟と計画をもつのです。
明治時代の元祖サラリーマン投資家は、25才で、人生の目標設定から逆算した生活安定を計画していました。
わたしたち凡人でもそれなりに自由で幸せな人生を過ごせる気がする、本多さんの本を読むたびに精進する活力がわいてきます。
まとめると
自由に生活しながら、世の中にいくらか貢献していきたいです。
そのために大きな計画を立てて、まずは金銭的にも人間関係においても自立していきましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
バカにされても、オカシイと思われても、貧相な生活をつづけてきました。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に託していきましょう。
大まかな計画を立ててすすんでいけば、しぜんとおかねが増えていきます。
10年以上ゼイタクやミエを廃してきた経験がある、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。