ギャンブル依存のころ、パチンコが専門分野ではありましたが、もちろん競馬もしてました。
というか、平日はパチンコ、週末は競馬、ときまってました。
大学1年で初ウィンズ
オグリキャップ、スーパークリークの現役は知りません。
トーカイテイオーのダービーの興奮も知りません。
大学生1年目の夏が、はじめてウィンズ (場外馬券場) でした。
レースとレースの間隔が20分くらいあって、パチンコ出身者には待ち時間がとても長く感じられます。
すぐに競馬にハマることは、なかったですねえ。
大学2年のクラシック
次の年のクラシックで、ミホノブルボンという馬が活躍しました。
血統も厩舎も乗り役もパッとしない馬は、勝てども勝てども、“さすがにつぎはムリだろう” といわれます。
そして、とうとうダービーまで勝ちました。
菊花賞ではライスシャワーの徹底マークに屈しましたが、立派な立派な2着はカッコよかったです。
よくあるはなしですが、バリバリ庶民の田舎者ギャンブル依存であるわたしは、自分と重ねあわせて興奮していました。
同じように、血統も厩舎も乗り役もパッとしないナイスネイチャもよく応援し、身ぐるみはがされつづけたものでした。
まじめに検討してはいましたが、応援したい気持ちのほうが強くなってしまい、パチンコとちがって勝つことはほとんどなかったです。
勝手に選ぶ想い出のレース
ナリタブライアンの菊花賞
ナリタブライアン以降も3冠馬はでてますが、
ナリタブライアン3冠達成の菊花賞はホント感動しましたねえ。
大学留年していて、バイト先のカラオケ屋でテレビ中継をみました。
レース中は、飲みものオーダーも生返事で、画面の前からはなれなかったです。
スティールキャストの軽快な大逃げに場内がざわつき、
そして、4コーナーでヤシマソブリンがインからはやめに抜けだします。
- ブライアンは大丈夫か
豪腕南井に導かれて、赤い帽子のナリタブライアンは外をまわって、直線でつきはなしました。
3冠です。
ルドルフ以来の3冠馬誕生をリアルタイムでみれたことに、ただただ感動しました。
そして、馬券も1点でとりました。
伝説の阪神大賞典
とくにナリタブライアンのファンではありません。
武豊さんファンです。
田原成貴さんもかっこよかったです。
第44回阪神大賞典
ナリタブライアンとマヤノトップガン、名馬と名ジョッキー同士がつくりだす、壮絶な一騎打ち。
このレースはウィンズでみてましたが、ふるえました。
目頭があつくなりました。
レースが終わった後、ウィンズのあちこちで拍手がおきてましたねえ。
みんな、おんなじ気持ちだったと思います。
“いいもの、みせてもらえたわ”
“ケイバっていいな、最高だな”
とりとめのない個人的な競馬の想い出はなしでした。