ミスターシービー も シンボリルドルフ も、わたしにとっては競馬をはじめる前なので、歴史上の名馬です。
ふたつ勝つ馬もいたり、幻の三冠馬と言われる馬もいたり、毎年毎年クラシックにはワクワクしていました。
三冠馬とは
サラブレッドの年齢はみんな同じ数え年で、3才の年に同級生と目指す3大クラシックレースが、
男の子なら
- 皐月賞 4月
- 日本ダービー 6月
- 菊花賞 10月
女の子なら
- 桜花賞 4月
- オークス 6月
- 秋華賞 10月
甲子園 や インターハイみたいに、出場できるだけでも一生一度の晴れ舞台、まあ盛りあがります。
時期も競馬場も距離も異なるレースを3つすべて制する、そんなずば抜けた能力のスターホースが三冠馬です。
わたしの個人的な想い出三冠馬
繁殖して優秀なDNAを残していく競馬世界は、一夫多妻制、どうしても牡馬中心。
そんなおとこ馬三冠馬、わたしの競馬期間中では、
- ナリタブライアン
- ディープインパクト
- オルフェーブル
3頭だけだったです。
ナリタブライアン
まあ強かった、そして南井の豪腕、
- 当時としてはとんでもないハイペース前総崩れのなか、前団から危なげなかった 皐月賞
- 終始外をまわり、ほかの馬よりも長い距離を走ってつき放した 日本ダービー
- いろんなライバルたちの捨て身の仕掛けなんて、なんともなかった 菊花賞
三冠達成は大学生でバイト先のカラオケ屋、まあ泣きましたねえ。
ディープインパクト
とんでもなく強かった、そして武豊ファンにはホントたまらなかった、
- 落馬寸前の出遅れスタートから、ひとまくりの 皐月賞
- 佐藤ジョッキーのイン強襲を、なんなく外からひとまくりの 日本ダービー
- 横山ジョッキーの絶妙な仕掛けを、なんなく外からひとまくりの 菊花賞
三冠達成は上京して仕事がうまくいかないころの汐留ウィンズ、まあ泣きましたねえ。
なんといっても、皐月賞の口取でユタカさんが指を1本つきあげたとき、心が震えました。
オルフェーブル
このころにはもう節約・貯金生活へ突入しており、ときどき馬券を買うこともあったけど、もう前2頭ほどの思い入れはありません。
2020年10月25日 菊花賞
そして、あのディープインパクトの最高傑作 コントレイルが、あした無敗の三冠へ向かって淀のターフを走ります。
ルドルフの最高傑作 トウカイテイオーの走りに熱狂する、あのころのおっさん達をようやく理解できる年齢となりました。
もうわたしがギャンブルすることはないけれど、
- 競馬って、ホントにいいなあ
今更ながら、しみじみ感慨にふけっています。
なにが言いたいの、といわれても困ります。
ただただなつかしく、ぜひコントレイルに三冠を獲ってもらいたいだけです。
情けない、恥ずかしい、でもなんだか胸が熱くなる、ギャンブル依存時代の想い出はなしを終わります。