投資とは、もうかっている企業を応援し、資金提供して、あとで利益を分けてもらうことです。
企業に自分のおかねを “託する” ことからはじまります。
“託する” は、むずかしい
ヒトはソンすることが大キライ
行動経済学の教科書によると、損失回避というヒトの習性があります。
安全に暮らすための人類太古からの本能により、
ソンをする不快な感情は、トクをする心地よさの感情より、激しくなっています。
ヒトは現状を維持する
そうすると、損失回避という本能の影響で、ヒトは現状を維持しようとします。
ソンするのが恐いからなんにもはじめない、というのが、ヒトの当たり前の習性なのです。
ヒトは託せない
ソンする可能性があることを、まかせる・託する、なんてとんでもない行動ということになってしまいます。
長い目でみると、株式投資をするとおかねが増える、と理解できたとしても行動にうつせないのです。
どうしても、いままでと同じように、現金のまま自分でコントロールしようとしてしまいます。
ギャンブル依存の特殊才能
託し上手
ギャンブル依存のひとは、パチンコ玉やお馬さんに、じぶんのおかねをあっさり賭けてます。
物体の動きや動物の走りに、託して、祈ることが日常です。
しんどい労働をしてようやく得たおかねを、手元からあっさりはなして託します。
ある意味狂気としか言いようがありませんが、託し上手とも表現できます。
ソンを恐れない
ギャンブルで殴られ続けたわたしたちは、
- 損をすることが当たり前であり、日常でした
- 仕方がないことだと、思い込んで暮らしていました
- 損失を回避するという、本能を失ってました
- 理解できれば、すぐにおかねをはれます
- 他人にはもちろん、馬畜生にも簡単に託せます
ギャンブル依存のひとは、ソンを恐れない託し上手です。
心理学的リスク許容度が高い
ソンを恐れない特殊な才能を、心理学的リスク許容度が高い、と金融ことばでは表現されています。
価格が変動することを受け入れ、一時的なマイナスとなってしまうことを恐れない才能、
のことを心理学的リスク許容度といいます。
頭で理解できたとしても、恐怖におそわれるのがふつうのヒトです。
しかしギャンブル依存のひとは、ソンすることを恐れない特殊才能を身につけているのです。
心理学的リスク許容度の獲得
ギャンブル依存となったわたしでも、賭け事を始めた頃は、怖くてそれなりの額しかはれませんでした。
しかし、はりつづけるうちに、賭け額にひとつずつゼロが増えていき、
最終的に何も感じなくなっていきました。
幸か不幸か、心理学的リスク許容度という、身につきにくい才能を獲得していたのです。
ギャンブル依存のひとは、投資をはじめられる
ギャンブル依存のおかげで、わたしは、“えいや” と株式投資をはじめられました。
わたしの知り合いも、ギャンブルやってきたひとたちは、“えいや” と株式投資をはじめられました。
そして、しぜんとおかねが増えていってます。
しばらくすると、わたしも知り合いたちも、ギャンブルをすることはしぜんとなくなってました。
まとめると
ヒトには損失回避という習性があり、ソンを恐るため現状を維持したがります。
そのため、企業に託する、株式投資がはじめにくいです。
しかし、おかねをずっと託してきたギャンブル依存は、
心理学的リスク許容度という特殊な才能を獲得しています。
その才能のおかげで株式投資をはじめらることができるので、ゆたかになっていけるのです。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
パチンコ玉やお馬さんに、いつも託してきました。
“高い場代” と “奪い合い” のギャンブルをつづけたために、おかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
しぜんと、おかねが増えていきます。
心理学的リスク許容度がたかい私たちは、投資に”えいや”と参加できます。
信じられないはなしですが、ギャンブル依存のわたしもあなたも、もうすでにすぐれているんです。
心理学的リスク許容度が高い、託し上手な、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。