株式投資のはなしになると、“いまは買いですか”、“いまは買わないほうがいいですよね”、というひとがいます。
キホン的に、キャベツを買うか買わないかとおんなじです。
キャベツを買う
どんなときにキャベツを買うでしょう。
- キャベツが欲しいとき
- キャベツを買うおかねがあるとき
①②両方が成立しても、買うときと買わないときがあります。
値段も関与してくるはずです。
一玉98円のときもあれば、一玉350円のときもあります。
キャベツを買えないほどおかねがないことはないので、
- キャベツを欲しい
キャベツを買うおかねがある- キャベツの値段が自分にとって魅力的
一般的に、①と③を比較していることになります。
冷蔵庫にキャベツが残っていても、まあ安かったら、どうせ食べるから買います。
冷蔵庫にキャベツがなくて、どうしても食べたかったら、400円でも買うかもしれません。
スーパーマーケットでは、そんなに意識してなくても、
- 残っているキャベツから推定される、自分にとってのキャベツ必要性
- 目の前にあるキャベツの価格
必要性 と 価格 を比較して、その時点で判断を行なっています。
資産運用
一般的に、アセットアロケーション(資産配分比率)をまもりながら運用していけば、資本主義全体の成長とともにしぜんと資産は増えていきます。
自分の持っている米国株・日本株・外国債・生活するための日本円(・不動産)などの比率を、ひたすらまもっていくのです。
米国株もキャベツも同じ
それでは、どんなときに米国株を買うのでしょうか。
- 米国株がほしいとき
- 米国株を買えるおかねがあるとき
- 米国株が自分にとって魅力的な値段のとき
①②③すべて成立したときになります。
③については、
現在の米国株価格と自分のアセットアロケーション比率における必要性を比較して、魅力的な値段かどうかということです。
米国株をもっているけど、価格が下がって比率が減っていたら、米国株を買います。
米国株をほとんどもっていなかったら、もし価格が高くても、米国株を買うことになります。
同じ株価だとしても、買うか買わないか、ひとによって違うのです。
米国株をもっていて、もし価格が下がっても、比率がまもられているなら、ちがう資産を買うことになります。
米国株をあまりもっていなくても、ほかに何ももっていないなら、ちがう資産を買うことになります。
アセットアロケーションをまもるは、キャベツを買うか買わないかと同じ感覚になってきます。
目の前の価格よりも、米国株が十分にあるかどうかが大切なことに気づきます。
あがるさがるは気にしない
いま買って、
- 価格がさがるとイヤ
- ソンするのはイヤ
と思うから、悩むようになります。
いつまでたっても日本円だけという、一点集中のキケンな状態のままです。
短期的なソントクは気にしないようにしましょう。
アセットアロケーションをみて必要性を感じたら、キャベツと同じように買いつづけるだけです。
まとめると
スーパーでキャベツを買うときに、自分にとっての必要性と価格を比較しています。
おなじように、投資で株を購入するときには、自分の資産比率と価格を比較していきましょう。
ギャンブル依存は投資にむいている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
確率上勝てるゲーム、期待値が1を超えるゲームをみつけると、一心不乱につづけられます。
トータルで勝てると理解できれば、一過性のソントクを気にせずに突っ込めます。
“奪い合い” “だれの役にも立たない” “トータルがマイナス” のギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになしました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
米国株中心に世界中の企業に託していきましょう。
自分の資産バランスを基準にして、ひたすら買いつづけます。
価格やソントクに振り回されることなく作業を継続できる、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。