投資をしないと老後が暮らせなくなる、投資をすると破綻する、なんとなく漠然とした思い込みだけでは不安なままです。
投資をしない場合とする場合、それぞれの最悪を想定してから対策を考えましょう。
投資をしない場合
昭和のひとたちの老後イメージでどうなるか、最悪も想定してみます。
老後を年金だけで暮らす
- このまま定年まで勤めて、年金と退職金で暮らせるか
ムリなんだろう、漠然と感じているひとが多いです。
厚生年金をねんきん特別便などでみてみると、だいたい月に10-15万円程度になっています。
住むところがあるひとは、質素に暮らせばどうにかなりそうです。
投資なんかしなくても、ずっとゼイタクをしなければ暮らしていけます。
ただ、ゆたかではないです。
最悪を想定
この生活で最悪を想定するなら、
- 年金の減額、インフレ
- 病気、災害
による、生活費不足が考えられます。
対策
この最悪に備えてしまえば、投資をしない昭和の老後スタイルが成立することになります。
たとえば、年金での生活費不足が毎月5万円程度までありえるとしたら、
- 不足分をさらに差し引いて、月5万円ちょっとで暮らす
- 月5万円分の赤字を埋めつづけるため、貯金2000万円以上を準備しておく
という対策の必要性に気づきます。
投資をした場合
現役のうちから資産運用で老後資金をつくっていくイメージでどうなるか、最悪も想定してみます。
現役中に株式投資
株式投資では、お客さんによろこんでもらっている会社におかねを託します。
託した会社がお客さんをよろこばすたびに、自分の資産が増えていきます。
サラリーマンをしながら毎月身の丈で暮らし、会社権利である株式を買いつづけ、時間をかけてゆたかになっていくイメージです。
スムーズにすすみ、勤め仕事が終わったあとも、年金と株式資産でゆたかに暮らせます。
最悪を想定
投資で最悪を想定するなら、
- 投資先の倒産
- 世界恐慌
が考えられます。
最悪想定 ①
- 投資先の会社が倒産する
投資した会社がつぶれて、ぜんぶなくなってしまうと大変です。
老後資金が、やっぱり年金だけになってしまいます。
対策 ①
- 投資先を分散する
いろんな会社に分散投資しましょう。
世界中の企業に分散すれば、資本主義全体の成長分である利益が倒産分のソンを上回ります。
最悪想定 ②
- 世界的恐慌になる
世界的な恐慌になると、個人資産がいちじるしく減ってしまう可能性もあります。
対策 ②
- 購入時期を分散する
- 米国株中心に運用する
一度にぜんぶ買うのではなく、定期的に購入して時間分散しましょう。
安いとき多めに高いとき少なめに買えるので、価格変動や大きな下げによるソンを防げます。
また、資本主義そのものの米国株は、長期的にみて右肩上がりになっています。
幾度のショックを乗り越えて最高値を更新しつづける米国株主体に運用すれば、世界恐慌前後の上げ幅の方がトータルで大きくなります。
どうやら最悪を想定してから投資をつづければ、キホン的にうまく老後資金がつくれそうです。
まとめると
なんにおいても、それぞれの最悪想定と対策をみて、自分の価値観に合った選択をしていきましょう。
老後資金については、長期投資をするほうが理にかなってそうです。
投資をしてもしなくても、どちらも対策が身の丈生活なのだから、よりゆたかになれる現役からの株式投資生活がいいですね。
ギャンブル依存は投資にむいている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
もっているおかね(タネ銭)によって、
- 平台を打つか、フィーバーを打つか
- 連チャン機を打つか、一発台を打つか
- 一番人気を買うか、大穴でいくか
連敗にハマる確率、最悪想定をしながらギャンブルをする日々でした。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
米国株中心に運用していきましょう。
最悪想定しながらのリスク管理をすれば、しぜんとおかねが増えていきます。
最悪のハマりに備えるのが日常だった、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。