行き当たりばったりにならないためには、目標・ビジョン・戦術・戦略・行動計画などが必要、とよく見かけます。
まず最終ゴールをイメージしてから行動、とシンプルに考えてみましょう。
とりあえずできることをやっていくと
おかねに限らず、いまできることをガムシャラにやっていくしかない、と動きだしてしまうひとがいます。
たとえば、おかねに困らなくなるために、
- よくわからんが、月に1万円ずつ貯金する
と決めて、交際費をけずり年間24万円貯めたとします。
そして、つづけて、
- よし、こんどは月に2万円ずつ貯金する
とすすみ、食費・交際費をけずって年間48万円貯金、2年間の合計72万円になってます。
こんな感じでは、シンドイけど結局どうなっていくんだろう?と挫折してしまいます。
漫然と前年度よりちょっと高い数値目標をかかげるだけでは、個人でも法人でもやる気は下がっていくばかりです。
いまできそうなことを闇雲につづけても、どこに向かっているのかわからないからです。
最初にゴールを決める
おかねについて、まずゴールを決めてしまいましょう。
そうすると、ホントにやらなければならないことに向かって頭が動きだし、行動計画もしぜんと見えてきます。
たとえば、金銭的ゴールを
- セレブ生活
- ファイナンシャルインディペンデンス(経済的自立)
で検討してみます。
もし、ゴールがセレブ生活だったら
- 外国のクルマにのって、豪邸に住む
- 毎日、高級レストランでパーティーをする
- 豪華客船で世界中をまわる
こんな生活がゴールだったら、どうしていきましょう。
なかなかそんな生活のひとをみたことがないので、マネすることもできません。
だからこそ、会いにいく、という目標がしぜんとでてきそうです。
そうすると、
- 旅費を貯める
- 本やネットで調べる
- 身近なおかね持ちに紹介してもらう
という行動計画にすすんでいきます。
できる限り質素な生活で旅費を貯めながら、おかね持ちの話を聞いてまわる生活がはじまりそうです。
なんだか、本田健さん や サードドア著者さんのイメージになってきました。
ファイナンシャルインディペンデンスがゴール
でも、ほんとうにセレブ生活をしたいでしょうか。
豪邸、パーティー、海外生活をそんなにしてみたいか、冷静に自分軸で考えてみると、
おそらく、
- 家族なかよく健康
- おかねにふりまわされない
- 時間に追われない
そんな生活のほうがうれしいはずです。
いわゆる労働をせずに、のんびり好きなことをして暮らせるのが一番の幸せです。
つまり、資本収入が生活費を上回れば、究極の金銭的ゴールに達したと言えます。
こんな状態を、ファイナンシャルインディペンデンス(経済的自立)といいます。
株や不動産からの収入だけで家族みんなが暮らせる、サイコーな自由です。
そのためには、生活費30年分の資本(株式、不動産)が目標になります。
約3%の運用で、資本収入が年間の生活費を超えてくるからです。
この目標を達成するために、大した給料もないサラリーマンのわたしたちにできる行動計画は、生活費の大幅削減 と 株式・不動産購入 でしょう。
- 労働収入の80%で暮らし、20%を運用にまわすと、40年で
- 労働収入の60%で暮らし、40%を運用にまわすと、30年で
- 労働収入の40%で暮らし、60%を運用にまわすと、15年で
- 労働収入の20%で暮らし、80%を運用にまわすと、7-8年で
生活費30年分資本によるファイナンシャルインディペンデンスという目標を達成し、自由になれます。
この行動計画がいいのは、収入から運用にまわす割合だけで、生活費と期間を決められる点です。
労働収入の多い少ないは関係なく、だれにでも実現可能な金銭的ゴールに、さっそく向かっていきましょう。
まとめると
なんにおいても、ゴールから逆算したほうがうまくいきます。
おかねについては経済的自立にゴール設定をして、質素な暮らしと継続的運用をどんどんすすめて自由になりましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
手元に残った少額でただひたすら生活する日々のなか、
どうにかしのいで暮らせる特殊な能力をもつようになりました。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
ファイナンシャルインディペンデンスをゴールにして、世界中の企業に託していきましょう。
労働収入の10-20%で暮らせば、数年で自由になってます。
生活費がほとんど必要ない、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。