時間、健康、おかね、どれも大切ですが、
順番を意識して暮らさないと、ゆたかになっていきません。
時間、健康、おかねの交換性
わたしたち労働者は、時間と健康を、
お客さんや雇い主に労働を介して差し出すことで、おかねを手に入れています。
一方おかねを使って、時間や健康を手に入れることもしています。
- 鈍行列車ではなく、新幹線や飛行機で移動
- 自動掃除機や乾燥付き食器洗浄機などの家電
このように、おかねで時間を買っています。
- 安全な食材
- スポーツジムやゴルフ
このように、おかねで健康を買っています。
おかね、時間、健康を、わたしたちは日常的に交換していることに気づきます。
時間、健康、おかねの特徴
時間
人生は、80年なのか60年なのかひとそれぞれわかりませんが、
生まれてから死ぬまでの限られた時間であり、有限です。
いま生きている1秒、1秒という時間それ自体が、いのちそのものとも言えます。
健康
健康についてふだんは意識してませんが、
大病や大きな怪我をすると元にはもどりません。
そして健康は、歳を重ねるごとにしぜんと失っていくものです。
おかね
一方で、おかねは原則無限にあります。
いちど失ったとしても、取りもどせるものです。
時間、健康、おかねは交換可能ですが、
どうやら時間と健康は、おかねよりも大切にしないといけません。
おかねは道具
交換可能で優先順位があることを、別の表現にすると、
- おかねは、健康で楽しい時間(人生)を過ごすためのただの道具
と言えます。
命を脅かす危険や健康を損なうことをしてまで、おかねを得ようとする必要がないことに気づきます。
おかねを道具にできているひと
時間、健康、おかねの関係性を、ふだんから意識できてるでしょうか。
おかねと交換できるぜいたく品との関係も加えて、
ふつうの人、ギャンブル依存のひと、投資家、それぞれでみてみましょう。
ふつうの人
ふつうの人は、ものやサービスを買うことができるから、おかねが好きです。
好きなものの順序は、
- ぜいたく品
- おかね
- 時間、健康
と、なりがちです。
ギャンブル依存のひと
ギャンブル依存のひとは、ギャンブルにのみ、おかねをつかいます。
時間、健康、おかね、すべてが、ギャンブルをつづけるためのただの道具となっています。
好きなものの順序は、
- ギャンブル
- 時間、健康、おかね
- ぜいたく品
と、なっています。
投資家
投資家は、おかねが健康で楽しい時間(人生)を過ごすためのただの道具、であることを常に意識しています。
好きなものの順序は、
- 時間、健康
- 投資、おかね
- ぜいたく品
と、なっています。
ギャンブル依存と投資家との共通点
ふつうの人、ギャンブル依存のひと、投資家、それぞれで好きなものの順序がちがっていました。
ギャンブル依存と投資家では、
- おかねが、時間と健康より上位にはない
- おかねが、ぜいたく品より上位
ふつうの人では、
- 時間と健康より、おかねが上位
- ぜいたく品が、おかねよりもっと上位
となっています。
なんとギャンブル依存のひとは、投資家とおなじ感覚や素養をもっています。
信じられないはなしですが、ギャンブル依存のわたしもあなたも、
もうすでにすぐれているのです。
まとめると
時間、健康、おかねは交換可能ですが、
命そのものである時間と元には戻らない健康を、おかねよりも大切にしないといけません。
健康で楽しい時間(人生)を過ごすための道具としておかねをあつかえる投資家と、
ギャンブル依存のひとはおんなじ素養をもっています。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
ぜいたく品を求めるでもなく、おかねを優先することもなく、
ギャンブルにおかねを放り投げつづけてきました。
“奪い合い” で “だれもよろこばない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業におかねを放り投げていけば、おかねが増えていきます。
そして、そのままぜいたく品に興味をもたないので、
しぜんと時間と健康に興味がわいていくのです。
時間と健康よりおかねを優先しない、ぜいたく品に興味がない、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。