マイクロソフト、アップル、アマゾンなどの企業を、
上場初期からもっていたらすごい額になっている、
という記事をみかけることがあります。
そんなグロース株、株価が10倍100倍以上になる成長株を、
わたしたちがみつけられるのでしょうか。
急成長すると
ひとが足りない
儲かってない個人商店をイメージしてみましょう。
世の中を変えるインパクトがある商品開発に成功して、
急に人気が出たとします。
注文がひっきりなしにやってきます。
- つくる
- 注文をうける
- 提供する、発送する
ひとりでは、追いつかなくなりました。
ひとを雇います。
とはいっても教えるヒマもなく、思ったように仕事をすすめてくれません。
なかなか届かないお客さんからのクレーム対応が忙しくなって、
自分の作業時間がなくなります。
クレーム対応のひとを雇います。
といっても教えるヒマもなく、思ったように仕事をすすめてくれません。
急成長のときは、バタバタいそがしいだけで、
仕事がすすまなくなりそうです。
運転資金
売れてない期間は、固定費を払いながらの小さな商売でした。
注文がひっきりなしにやってきてからは、
- 材料費
- 電気光熱費
- 運送費
がどんどん先に出ていきます。
代金を回収する前に、新規のお客さんから注文が入ってきます。
仕事がすすまないのに、雇ったひとの給料はどんどん出ていきます。
成長すればするほど、
手元のおかねがどんどんなくなっていくことになります。
最終的に
体制が追いつくと
ひとやおかねの問題がひと段落すると、利益がどんどん出てきます。
事業の成長に体制が追いつくと、おかねが積み上がってきそうです。
言いかえると、
急成長のスピードが鈍化すると、ホントに儲かりはじめそうです。
体制が追いつかないと
ひとやおかねの問題が落ちつかないままだと、いつかは空中分解して、
- 低い利益率で落ちつく
- つぶれる
となってしまいそうです。
投機っぽい
キャッシュを失いながら急成長する過程で、
周囲の期待により株価暴騰していくのが、グロース株です。
最終的にもう一段上のステージにいく企業の株だとムチャクチャ儲かり、
空中分解してしまう企業の株だととんでもなくソンをする、
ということになります。
個人的な意見ですが、
グロース株購入は投機っぽくなるので、
わたしたち素人サラリーマン投資家には向いていない気がします。
体制ができている世界中の大企業に分散して、
しゅくしゅくと運用していきたいです。
まとめると
グロース株といわれる企業は、うまく生き残れないことも多いです。
はなやかさを求めて狙い撃ちすることなく、
米国株中心の世界中に分散したインデックス運用をしていきましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
競馬で高いオッズをみてよろこんだりもしますが、
まあ、ほとんどの場合みんなの予想どおりだったです。
“奪い合い” で “だれもよろこばない” ギャンブルにおかねを放りつづけたため、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に、おかねを放り託していきましょう。
つづけていけば、おかねに困らなくなります。
狙い撃ちなんて、そうそううまくいかないことを知っている、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。