有名な投資格言で、みんなが通る道より裏の道にいくと花がたくさん見られる、という話があります。
そうはいっても、なんでもひととちがうことするのがいいわけありません。
商売や投資において、差別化は目的でなく結果です。
他人とちがう行動
投資でも商売でも、ひとと同じことをしていてはいけません、とよく言われます。
- 他人とちがうことをする
- 他人の逆をすすむ
とうまくいくそうです。
有名な株式投資格言だと、
- みんなとおなじ方向に動いてしまうので、多くのひとがソンをする
ということになります。
そのまま解釈すると、
- うまく立ち回って儲けよう
という投機思考になりがちです。
そして、
- “逆張り” とか “損切り” をどうするか
という展開になって、ギャンブルと同じになってしまいます。
お客さんによろこんでもらう
投機思考ではなく投資思考をしていくには、
- お客さんによろこんでもらう
という姿勢が大切です。
- まじめに勤め
- まじめに商売し
お客さんによろこんでもらってリターンを得る、とおなじように投資を考えます。
お客さんによろこんでもらっている企業におかねを託し、
- まじめにリスクをとり
リターンを得ていきます。
具体的には、手元に入ってきた日本円を、しゅくしゅくと世界中の企業を信じて託しつづけます。
そして、株価が下がったときには、企業の自己資本強化のために微力ではありますが買い増します。
ひととちがうことをしようと考えるのではなくて、
- 企業を介してお客さんによろこんでもらおう
と考えるからうまくいくのです。
商売でも
他人とちがうことに焦点をあてると、わたしたち凡人では、
- お好み焼きにソースではなくて、チョコレートをかける
というトンチンカンになりがちです。
お客さんにどうよろこんでもらうかに焦点をあてれば、わたしたち凡人でも、
- よりおいしく、よりいい接客
を自分なりにつくりだしていけそうです。
まとめると
他人とちがうことをしようとするから大きなリターンが入ってくるのではなく、
お客さんによろこんでもらおうとするから、リターンが入ってきます。
お客さんによろこんでもらうことに意識が向いていると、
結果的に大多数とちがうことができて、大きなリターンを得ることになるのです。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
一番人気を買いつづけても、人気のない大穴を狙ってでも、
競馬で儲けつづけているひとは雑誌の中にしかいませんでした。
“奪い合い” で “だれもよろこばない” ギャンブルにおかねを放りつづけたため、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう”株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に、おかねを放り託していきましょう。
奇をてらう投機ではなく、ホクホク投資でふつうにおかねが増えていきます。
ひとと同じでもひととちがっても意味がないことを知っている、ギャンブ依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。