おかねへの姿勢

おかねで “やる気” はおこせないから

マネジメント本に “報酬でヒトは動かない” とよく書いてあります。

たしかに、おかねでおこした “やる気” は、なんかおもしろくありません。

収入が増えるからだけでは、“やる気” がつづかないのです。

おかねと “やる気”

わたしたちサラリーマンは、給料をもらいます。

  1. 収入を気にする
  2. 収入が増えることを期待する
  3. 上司も自分たちも給料が増えるように、必死で働く
  4. ①にもどる

なんか違和感をもちながらも、こんな状況がつづいています。

シンドくなるたびに、“ 収入が増えたから、どうした?” と思ってしまいます。

それは “やる気” をおこすはずのない状況で、おかねを追いかけているからです。

欲求と “やる気”

欲求の解消

欲しいものを手に入れたり、おもしろいことをしようとするから、

ヒトは “やる気” がおきます。

欲求そのものを追いかけるから、やる気がつづいていくのです。

マズローの欲求段階

欲求には、このような段階があると言われています。

  1. 生理的欲求 :食欲、睡眠欲、性欲など
  2. 安全欲求  :襲われない、屋根がある生活
  3. 所属欲求  :気のあった人たちとかかわっていきたい
  4. 承認欲求  :そのなかで認められたい
  5. 自己実現欲求:本当に自分がやりたいことをしたい
  6. 自己超越  :他のひとのためにくらしたい

おかねで欲求を解決できるのは本来、①②下段のふたつです。

ほかの上段にある欲求は、おかねで解決できません。

しかも、おかねで解決できるはずの生理的欲求と安全欲求においても、

収入を増やすのではなく支出を減らす、でしか解消されないのです。

いわゆる原始的な欲求は、意識しないと必要額が増えていきます。

  • 高速バスよりも新幹線移動
  • 軽自動車運転よりもベンツ後部座席

快適や安全にかぎらずなんでも、求めていけば際限がありません。

はじめから最低限の快適と安全が保証されている現代の日本においては、

いくら収入を増やしても欲求を超えづらくなっています。

①②については、自分の身の丈に気づくことで、はじめて欲求が解消されることに気づきます。

③④⑤⑥については、収入どころかおかね以外で、欲求が解消されています。

つまり、収入を増やそうとしても “やる気” はおきないし、つづかないのです。

マズローの欲求段階どおりに考えると、

支出をコントロールしながら、いい仲間とホントにやりたいことで、だれかの役に立てるなら、

おきた “やる気” がいつまでもつづいていくことになってきます。

まとめると

なんとなく収入を増やそうとする “やる気” はシンドくなります。

まず身の丈で暮らせるようになることで、継続できる “やる気” おこしていきましょう。

ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

おかねそのものを欲しがることはなく、ギャンブルをつづける道具としておかねを必要としていました。

ギャンブル継続にのみ、“やる気” があふれていました。

“奪い合い” で “だれもよろこばない” ギャンブルをつづけたために、

いつもおかねに困るようになりました。

主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

世界中の企業へ託することに、”やる気” をおこしていきましょう。

つづけていけば、おかねに困らなくなります。

おかねで “やる気” はおきないしつづかないことを知っている、ギャンブル依存でよかった。

これからゆたかになりましょう。