ちょっと前にはやったアドラー心理学の本を、また読んでみました。
信用と信頼のくだりは、ぜひ投資につなげていきたい内容でした。
仕事は信用、交友は信頼
“信じる” には、信用と信頼があるそうです。
- 信用:条件つきで相手を信じる
- 信頼:いっさいの条件をつけず、相手のことを信じる
銀行は、そのひとの年収や返済実績を“信用” して、おかねを貸します。
エンジェル投資家は、そのひとの熱意を “信頼” して、おかねを出資します。
別の表現にすると、
- 信用:そのひとの条件や特性を信じる
- 信頼:そのひと自身を信じる
そして、信頼するためには、
“そのひとを信じる自分” を信じることになります。
自己信頼できるから、他者信頼ができるそうです。
アドラー的には、“信頼できる” は “愛する” に通じてきます。
投資は信頼
株式投資では、
企業がお客さんをよろこばして成長をつづける、
を信じて自分のおかねを託します。
“信用” して託する場合は、つねに企業実績を監視しなくてはいけません。
これでは、いつまでたっても不安です。
“信頼” して託していきましょう。
世界中の企業が、世界中のお客さんをよろこばしている、
を信じます。
全体像として、企業すべての集合体が成長していくイメージです。
“企業で働く経営者と労働者とを信頼する株主になれる自分” を信じることになります。
ウォーレンバフェットさん投資格言のなかでも、
その会社と結婚するつもりで株式を購入しなさい、
と “信頼” や “愛” の表現がされています。
まとめると
家族や友人とおなじように企業を信頼すると、株式投資がスムーズにすすみます。
わたしたち素人レベルでは、分散投資や資本主義全体を信頼するのがラクです。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
パチンコ玉やおウマさんを信じて、託するのが日常でした。
大した根拠がなくても、“そのパチンコ台やそのウマを信じる自分” を信じるのが得意でした。
“奪い合い” で “だれもよろこばない” トータルがマイナスのギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
託し先を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
資本主義を信頼するだけで、おかねに困らなくなります。
信頼するのが得意な、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。