複利では、雪玉を転がすたとえ話をよく聞きます。
雪玉をひたすら雪の上で転がしていくと、
はじめは小さかった雪玉が、途中から勢いよく大きくなっていきます。
バフェット少年のピンボールマシン
複利効果について、とても有名なはなしがあります。
投資の神様ウォーレンバフェットさんが少年のころ、
中古のピンボールマシンを購入して、近所の散髪屋さんに置かせてもらいました。
利益は散髪屋さんと折半だったそうです。
とても儲かったのですが、そのアイディア以上にバフェットさんは稼ぎました。
儲けたおかねでさらにピンボールマシンを買い足し、
別の散髪屋さんに置かせてもらいつづけたのです。
1台あたりの利益が1日4ドル、ピンボールマシンが1台28ドルとすると、
- 1台で1日4ドル利益の折半で2ドル、1週間14ドル、2週間分の28ドルでもう1台購入
- 2台で1日8ドル利益の折半で4ドル、1週間分の28ドルでもう1台購入
- 3台で1日12ドル利益の折半で6ドル、1週間分の42ドルでもう1台購入とちょっと
- 4台で1日16ドル利益の折半で8ドル、・・・・
入ってきたおかねでゼイタクをしてしまうと、ずっと1日2ドルのままですが、
つかわずにまたマシーンを購入していくと、1ヶ月後には1日収入が8ドルまで増えています。
手元に入ったおかねをつかわずに再投資していくと、収入も資産であるマシーンも、加速度的に増えていきます。
複利効果で指数関数的に増えていくのです。
資本収入と再投資
手元に入ってきたおかねを、浪費せず再投資していけばよさそうです。
わたしたちでは、具体的にどうしたらいいんでしょう。
自己投資をくり返して、加速度的に収入を増やしていく方法もよく提案されてますが、
なんだかちょっとシンドイです。
ひたすら質素に暮らしつづけて、株や不動産を買い足していきましょう。
もちろん、いまある労働収入も加えていきながら投資していきます。
ピンボールマシーンのオーナーとおなじように、
企業オーナーや不動産オーナーで複利効果をつかって、指数関数的に収入も資産も増やしていきます。
勢いがつくまで、しゅくしゅくと雪玉を転がしましょう。
いい投資先をさがす労力をかけるよりも、
なんでもいいので思いついた先に放り投げつづけて、複利効果を享受していけばいいです。
もし、税引き前に再投資できる仕組みにできたら、もっと加速度的に増えていきそうです。
まとめると
資本収入ぜんぶと労働収入のほとんどで、資産を買いつづけ再投資をしていけば、
資産と資本収入が指数関数的に増えていきます。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
競馬での複勝転がし、バカラでの全額置いたままの倍倍プッシュ、
指数的におかねが増えていく世界にあこがれました。
しかし、“奪い合い”、“だれもよろこばない”、“トータルがマイナスになる” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいいんです。
世界中の企業に託していきましょう。
置いたままの再投資で加速度的に増え、おかねに困らなくなります。
複利効果のイメージがわく、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。