戦争はないほうがいいし、しないほうがいいです。
おかねとひとの命は、比較対象になるものではありません。
そのうえで、もし戦争があったら株価がどうなるか、
は、ふだんの投資生活の参考になります。
戦争がおきると
下がって上がる
戦争になると、株価は一時的に下がりその後に戻してきます。
米国歴史上、くり返してきました。
近年では情報が早くなってきたので、
戦争のうわさで下がり、開戦の時点でもう株価が戻ったりしています。
戦費の増大
朝鮮戦争における特需エピソードが日本史の教科書に載っていて、
戦争は企業に需要が生まれて好影響をもたらすだろう、
というイメージのひともいます。
そうではなくて、
- 政府が戦争におかねをつかう
- 国の借金が増える
- 貨幣価値が下がる
その結果として、
- 相対的に株価が上がる
とすすんでいくのです。
- 戦争は企業に悪影響を与えるが、現金にとってもっと悪材料
ということになります。
戦争が落ち着き、企業業績が戻ってしまえば、戦争前よりさらに株価は高くなっています。
戦争がおきると、最終的に株価が上がることになるのです。
貨幣価値が下がる前に
この戦争はなしから、
貨幣価値が下がる前や景気がわるいときほど、株式を購入すればいいことに気づきます。
バフェットさんやフィッシャーさんも、そうすすめています。
企業業績がどうであれ、
- 金融緩和や景気がいいときに、企業オーナー権利は割高
- 金融引き締めや景気がわるいときに、企業オーナー権利は割安
となっています。
といっても、金融政策も景気も企業業績も、
これから先どうすすむかはわかるはずがありません。
だからこそ、いま現在で、
金融緩和がつづいている、景気があきらかにわるい、企業にとんでもなく悪材料がでた、
そんなときに、ふだんよりもちょっと買い増していくのが良さそうです。
まとめると
戦争がおきると最終的に、国の借金が増えて現金の価値が下がるので、株価は上がります。
金融緩和のとき、景気がわるいとき、企業の突発的悪材料発表のとき、
自分なりに株を買い支える気概をもっていきたいです。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
理論上期待値が1を上回る勝負には、
ドーパミンを出しながら、どんどんお金を放り投げてきました。
“奪い合い”、“だれもよろこばない” 、“トータルではマイナス” のギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に託していきましょう。
外部環境で株価が下がったときに買い足していけば、もっと勢いよくおかねが増えていきます。
勝負所で買い増すことができる、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。