長期運用でおかねを増やしましょう、複利効果を利用しましょう、投資のはなしでよくいわれます。
指数関数といわれてもよくわからないので、自分個人の労働収入 と 投資先企業からの利益 とすべてをひたすら再投資しつづけるイメージです。
そして、最終的に働かなくてもよくなるまで継続していきます。
企業価値の複利効果
複利効果については、企業利益の使いみちによって、さらに利益が増えていくイメージが大切です。
たとえば、おいしくて評判のまんじゅう屋さん個人事業を例に考えてみましょう。
商売をはじめた当初から、お客さんによろこんでもらえれば、売れて、儲かります。
200万円の利益をだすために、材料費など約800万円の運転資金が廻っている状態だったして、
ここでもし、利益200万円を毎回なんか贅沢に使い切るのなら、いつまで経ってもまんじゅう屋さんには変化なしですが、
そうではなく、お店が成長するために、
- 内部留保
- 再投資
- 配当
の順に利益を使っていくでしょう。
内部留保
商売継続の安全性を高めるには、十分な現金が必要です。
まずは、運転資金800万円以上になるまでは、おかねを貯めていきます。
これが企業だったら、法人内にしっかり内部留保を増やしていくイメージです。
再投資
まんじゅうがもっとたくさん売れて、もっと利益を増やすためには、
もっとたくさんのお客さんに知ってもらう、宣伝費用
もっとたくさんまんじゅうを作っていく、設備投資
などに、おかねを使っていく必要があります。
これは企業でも、もっとたくさんのお客さんによろこんでもらえる法人への成長にむかって、利益から再投資をすすめるイメージです。
配当
まんじゅう屋を営みながら、十分な内部留保と再投資とが行われ、
- 安定経営可能な内部留保到達
- 安定経営時の再投資対象減
の状態では、店主個人や家族の財布へ多めに移すしかありません。
これが企業だったら、法人の利益をオーナーに現金で分配する配当のイメージです。
内部留保と再投資によって
十分な内部留保と成長への再投資をくり返し、どんどん現金が増えていけば、
安定経営で人気おまんじゅう屋さんの権利は値上がりしていくでしょう。
企業においてもおなじように、内部留保による安定、再投資による成長、持続的な高配当がつづくなら、
オーナー権利である株価はあがっていきます。
企業自身が利益からさらに利益を増やし、企業内で再投資による複利効果を発揮しているイメージです。
投資家資産の複利効果
個人の労働収入を追加しながら企業に再投資しつづければ、個人投資家の利益増加はさらに加速していきます。
投資先の企業内複利効果
上場企業の株を購入して、企業オーナーとなれば、
- 企業の成長とともに株価はあがり
- しかも配当がはいってきて
投資家の資産はどんどん増え、
そして、はいってきた配当で、またどれか気に入った企業の株を買えば、
- 企業の成長とともにさらに株価はあがり
- さらに配当がはいってきて
投資家の資産はさらにどんどん増え、
企業内の再投資による成長 と 個人での配当再投資 とをくり返すサイクルで、
投資家資産はさまざまな企業の成長分すべてを吸いあげながら増えていきます。
株を買っている企業内の利益すべてで、複利効果を発揮しつづけるイメージです。
労働収入からも投資
ふだんの労働収入からも、個人投資家は上場している株を追加して買いつづけます。
質素に暮らして、目一杯に株を購入することで、
企業内利益積み上げの傾き角度を押し上げて、さらに勢いよく自分の資産を増やせるのです。
株価上昇と配当再投資のサイクルに、どんどん労働収入が合流して膨大化するイメージで増屋していきましょう。
再投資で増やした先に
このように再投資しながら資産を増やしていけば、最終的に、投資先企業からの利益だけで暮らせる自由が見えてきます。
スノーボール
ウォーレン・バフェットさんは、再投資で加速度的に資産が増えていく状態を、スノーボールをころがす感じ、と表現します。
雪の上で雪玉をころがすと、
- 最初は小さくて、あまり雪玉は大きくならない
- 転がしていくたびに1回転あたりに付いてくる雪が多くなり、
- 雪玉は、どんどん大きくなっていく
このイメージは、長期投資による複利効果そのものです。
ファイナンシャルインディペンデンス
1年かけて転がした雪玉についてくる外周の雪で、生活費がまかなえるようになったら、
労働をしなくても暮らせます。
これが、長期運用によるファイナンシャルインディペンデンス(経済的自立)です。
労働収入や配当を贅沢品につかわず、ひたすら株式購入していった先にある自由を目指しましょう。
まとめると
個人でも法人でも、内部留保、再投資、配当の順に、利益を廻して成長するイメージが大切です。
個人投資家は、投資先企業の利益 と 労働収入 とをそのまま再投資して、複利効果で経済的自立にすすんでいきましょう。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資にむいている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
勝ち分が増えたなら、その分までまたすべて賭けつづけて転がすのが日常でした。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に託しながら再投資をくり返して、おかねを増やしていきましょう。
置いたまま転がしたときの破壊力を知っている、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。