グレアムさんやバフェットさんの本を読んだりすると、
とんでもなく安くなったバーゲンセールのときに購入して、それ以外のときは静観する、
のをカッコよく感じます。
でも、わたしたちレベルで割安ばかり求めると、何も買えないひとになってしまいます。
割安を求めていくと
株を買うとき

株を購入する際に、
- 上げ相場で買いやすいひと 順張り
- 下げ相場で買いやすいひと 逆張り

ひとそれぞれ得意なタイミングがあります。

どちらにしても、ついつい
- 株価が上がってしまうと、もっと安かったのに
- 株価が下がってしまうと、もっと安く買えるのでは
と、購入をためらってしまいがちです。
投資をつづけていると

一般的に、投資に慣れてくると、
割安になっている下げ相場のほうが買いやすくなってきます。
なんでも安いほうがいいに決まっているからです。

しかし、年数を重ねれば重ねるほど、キホン的に株は値上がりしていくので、
- 以前はもっと安かったのになあ
と、いつのまにか購入しづらくなるのです。

行動経済学的表現では、
以前の購入額にアンカーされている、ことになります。
運用をつづけるために

安く購入することも大切ですが、投資をつづけることのほうがもっと重要です。

もし、株を買うのがシンドくなってきたら、
- つねに購入
- 日本円を増やさない姿勢
を意識していきたいです。
つねに購入

自分のアンカーをつくらなくするためには、常時買いつづける、のがいいです。

30-40年前を思い返すと、ほとんどのものが値上がりしていることに気づきます。
キホン的に、マイルドなインフレ下では、なんでも価格は上がっていきます。

その中で、食料など常時買いつづけてきたものは、これからも常時買いつづけるのが当たり前になっています。

つねに購入していれば、以前の購入額に振り回されることなく、必要なものは購入しつづけられるのです。
日本円を増やさない姿勢

マクロ的にみて、日本円の価値は下がり、株式は少なくともインフレ分以上は値上がりします。
小さな値動きは別にして、株が上がるのは当たり前です。

だからこそ、日本円のまま手元に置いておけば必ずソンする、を徹底して意識します。

なんの運用先であっても、気になったら購入する、悩む前に買う、という姿勢にしていきたいです。
まとめると

投資をつづけていると、値上がりしていく過程でなんでも割高に見えてきて、
いつのまにか購入しづらくなっていきます。
わたしたちシロウトは、バフェットさんのように絶好球を待ってホームランをねらう実力はありません。
価格を理由に躊躇することなく、
S&P500や全世界指数に連動したETFや投資信託を購入して、しゅくしゅくと運用していきましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

ギャンブルにハマってしまうと、
いくら勝とうが負けようが、安かろうが高かろうが、
ただひたすらパチンコ玉やお馬さんにおかねを放り投げつづけるようになっていました。

“奪い合い” で “だれもよろこばない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。

主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

世界中の企業にお金を放り投げて託していきましょう。
つづけていけば、おかねが増えていきます。

途中経過や価格にひるまない、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。