歴史的低金利なので、ローンを組んで家を購入するひとも多いです。
セールスマントークのひとつに、“持ち家は資産になる” というのもあります。
資産になるから購入するでいいんでしょうか。
簿価と時価

なんでも資産を計算するには、
- 簿価=購入したときの値段で評価
- 時価=いま売れる値段で評価
のふたつがあります。

現状を表すのは、どう考えても時価です。

しかし、自分がローンを組んで家族と住んでいる家には思い入れがあります。
ついつい簿価、もしくは高めに試算してしまいがちです。
4000万円で購入した自宅は、いつまでも4000万円のような気がします。

歳をとり、子どもにに迷惑かけないように手放そうとしたとき、はじめて時価を意識しがちです。
そんな年齢になる前から、時価や資産には敏感になっていったほうがよさそうです。
自分の実家の隣にある家をいくらで買いますか?

不動産に詳しくなくても、自宅の時価をカンタンにイメージする方法があります。
実家お隣さんの値段を想定してみましょう。

- 古くてあんまりキレイでなくて、なんか昔風の建物
- 駅から遠い土地
- 老人ばかりとなった山上の団地
どう考えても欲しくないです。

市中街中のみんなが欲しくなる場所に実家があるひと以外は、
実家の隣家なんて、自分が何歳であってもだれも欲しくなんかありません。

まして、
- 固定資産税
- 修繕費用
を払っていくことになります。

持つだけでおかねが出ていく厄介物なんて、
おかねをあげるからと言われてもいりません、となるはずです。

こう考えると、わたしたちサラリーマンがなんとなく郊外にローンで買える住宅を購入すると、
数10年後にはおんなじ状況であることに気づきます。

人口減の日本において、古くなったマイホームは、
どうやっても売れない、おかねが出ていく、とんでもない金食い虫となっていきそうです。

ホントの資産とは、
- いつでも売れる(高い流動性)
- おかねが入ってくる(金の卵を産むガチョウ)
のはずです。

企業権利である株式や賃貸アパートなど、
ひとによろこんでもらえるモノをホントの資産として手に入れていきましょう。
まとめると

人口減の日本において、郊外の団地にある住宅は、資産どころかマイナスのお荷物になる可能性が高いです。
現金化できて、手元のおかねが増えていく、ホントの資産を持っていきましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

ギャンブルをつづけるためには、
清算前の途中経過よりも、手元にある現金をなによりも優先してきました。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルにおかねを放りつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。

主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

世界中の企業に、おかねを放り投げて託していきましょう。
ホントの資産に投資すれば、おかねが増えていきます。

見せかけの資産よりも現金やホントの資産を意識できる、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。