ウソをつくのが下手なので、元ギャンブル依存であることは先回りして発言するようにしています。
そうすると、実は自分もそうなんだ、意外と盛り上がったりもします。
しかし、唯一秘密にしている奥さん家族の前では、“ウソ” も “先回り発言” もできません。
奥さんの実家
奥さんの実家で、親戚同士があつまって食事をする機会があります。
ありがたいことに、わたしも遠慮なくお酒を飲ませてもらいます。
そしてどういうわけか、けっこう酔ってしまうことも多いです。
しょっちゅう記憶がなくなるダメなおじさんを、どこでもやってしまいます。
パチンコしたことありますか?
そんなあるとき、義兄が突然、
- パチンコしたことありますか?
と聞いてきました。
というか、ご機嫌で酔っているので、直前の会話を覚えていないだけかもしれません。
義兄はどうやら、仕事の付き合いかなんかで、はじめてパチンコ店に入ったみたいでした。
- とても騒がしくて、すぐにパチンコ玉もおかねもなくなるんですよ
な感じのことを言われてました。
もし目の前にいるひとが、義両親や義兄以外だったなら、
パチンコの確率と期待値、そして回転数をひたすら数えていた依存症の日々を熱く語ったでしょう。
それが現実には、一瞬にして酔いも吹き飛んで、
- 学生時代にちょっとやってみたりもしたですかね、・・・・・
となんとも冷静な言葉が、スッとでていました。
まあ、自分自身の反応に驚いたですねえ。
ここまで必死に隠そうとすることにも驚きでした。
どうであれ、ヤマシイことがあるかぎり、シンドイさはいつまでもつづいていきます。
ギャンブルしなくなっても、元ギャンブル依存であることはなくなりません。
依存症から立ち直った後も、まあそれなりにタイヘンです。
元ギャンブル依存みんなに共感してもらえそうな、あるあるはなしでした。
お酒の飲み過ぎには、おたがいくれぐれも注意していきましょう。