ギャンブル依存経験談

なんにも持ってない

ギャンブル依存は、特徴のひとつに “モノを持ってない” があります。

もちろん、自分もモノがなかったです。

“オッサンはだいたいなんにも持ってない” とか “断捨離やってみました” とかいうレベルではないんですねえ。

ギャンブル依存のころ

20代後半から30代後半まで、ちょこちょこ転勤や転職してました。

その都度、ワンルームか2Kかみたいなとこに住むことになります。

持ってたモノは、

  • スイッチが入らなくなった一人用コタツ兼ちゃぶ台(学生時代に従兄弟からもらった)
  • ふとん(就職したとき親にもらった)
  • 洗濯機(乾燥可能)
  • 下着をふくめて服がちょっと
  • いつから開けてないかわからないダンボール箱2つ

くらいでした。

テレビ、冷蔵庫はなかったです。

コップも箸もありません。

まったく生活感のない空間でした。

近場の転勤引っ越しは、ミニバンや軽トラをレンタカーして自分でやってしまうくらいでした。

ギャンブル依存卒業後

ギャンブルをやめると、いわゆる生活感がでてきます。

  • ちっちゃなソファ
  • スポーツ用ウェア、ちょっとしたジャケット
  • 食器数個とフライパン、鍋

そして、

  • テレビ、冷蔵庫

戦後高度経済成長の日本家庭みたいに、少しずつモノが増えていきました。

結婚前の引越しで、いつもどおり軽トラを借りてきてしまって、ぜんぜん入りきらなかったです。

といっても、結婚するまで、

スイッチが入らないコタツ、ふとん、洗濯機はおんなじのを使ってました。

とにかく買い物がキライ、元ギャンブル依存あるあるですねえ。

いまでもモノが増えるのは、キホン的にメンドくさく感じます。

今日も、依存症のときから持ってる古びたポロシャツを着ています。