ゴルフを教えてもらうときなど、いい指導者は、最初に直したらいい箇所から指摘してくれます。
なんにおいても、問題点をいくつもあげていくのではなく、全体像を見渡して、最も解消したい障害から改善していきたいです。
ボトルネック
“ザ・ゴール” という有名な本のなかで、目的を達成するために最も制約のかかる障害のことを、ボトルネックと表現しています。
製造業でみてみると、材料から完成品に至るまで、工場ではさまざまな行程があります。
その作業工程全体のなかで、処理能力が最も遅れて渋滞を起こしている箇所がボトルネックです。
- その作業手前を見直しても仕掛品が増えるだけ
- その作業以降を見直しても完成品のスピードに変化なし
ボトルネック以外を改善しても、作業全体の効率に変化はおきません。
ボトルネックとなっている箇所の人数を増やしたり、機械化したりして、
ボトルネックを解消すると、全体効率が一気に上がります。
そして、どこか別の箇所へボトルネックが移っていくことに、また気づかされるのです。
ファイナンシャルインディペンデンスへのボトルネック
勤め人がおかねに困らなくなる、ための作業工程をみてみます。
- 労働収入を得る
- 質素倹約してたのしく暮らす
- 使わないおかねを米国株中心に株式投資していく
- 投資先を自分なりに再検討する
- おかねをかけずに個人事業副業をする
- 規模が拡大してきたら不動産も購入する
- いつのまにか、おかねに困らなくなる
⑦に達するまで、①から⑥の各工程でボトルネックになっている箇所を改善していきます。
ここでほとんどのひとは、②の質素倹約行程がボトルネックになっていることに気づかず、
①の労働収入を増やそうとしたり、④の投資先情報をさまよったり、してしまいます。
身の丈で暮らせるようになるまでは、③以降のおかねを増やす行程をいじってもうまくいきません。
そこそこ大きなおかねを動かせるようになってからにしましょう。
まず、しっかり質素倹約をしていくことで、経済的自立に達する工程全体の効率を高めていきたいです。
まとめると
どんな問題や制約でも、ボトルネックをみつけて改善をくり返していきます。
おかねに困らなくなるためには、ボトルネックとなっている質素倹約にひたすらこだわりましょう。
いつしかしぜんと、ボトルネックがおかねの増やし方に移っていきます。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
収入のほぼすべてをギャンブルに使ってきました。
日々の生活は、質素を通り越してなんにも持っていなかったです。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に託して行きましょう。
収入のほぼすべてで運用すれば、すぐにおかねに困らなくなります。
質素倹約がボトルネックにならない、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。