一点突破、ランチェスター、弱者の兵法、とか聞いていると、
なんにおいても “選択と集中” をしていかないといけない気がしてきます。
わたしたちのようなしがない勤め人は、選択して集中していかないといけないのでしょうか。
経営では
選択と集中
経営資源を特定分野に集中させて、経営効率をあげ業績を向上させることが、よく推奨されます。
GEという米国企業の社長だったジャック・ウエルチさんが、
市場で1番か2番の分野以外を整理することで、会社を立ち直らせたエピソードがとても有名です。
多角化を目指しても相乗効果はなかなかおきないので、
“選択と集中” をすればするほど利益率が上がってきます。
一般的に、強みを生かした得意な分野に絞り込んでいくことになってきます。
分散
しかし、ひとつの分野に集中すればするほど、安全性は低下します。
写真フィルムや足袋だけを製造していた会社は消滅していきました。
利益率を上げていくほど安全性が下がる、ことに気づかされます。
投資では
選択と集中
経営と同じように利益率を上げようと思えば、投資でも得意分野に自己資本を集中させたほうがいい、
という考え方のひとがいます。
たしかに、投資銘柄を自分でコントロールできる5社程度にしぼって大きな利益を出しつづける、
という優秀なファンドマネージャーもいます。
ただ一般的に、他のひとよりもいい運用成績を出そうとする投機家のほとんどは、
平均成績を上回れないのが現実です。
分散
投資先を分散しても、もちろん相乗効果はありません。
しかし、分散すればするほど安全性は高まります。
わたしたち素人レベルの投資では、
利益率を上げることはできないけど安全性を高められる、ことに気づかされます。
いままで全体の流れで考えると、わたしたちサラリーマンは、
- 個人事業副業経営で、“選択と集中” をして利益率を上げる
- 株式投資で、“分散” をして安全性を上げる
としていけば、うまくすすんでいきそうです。
まとめると
自分でコントロールできる経営は “選択と集中” して、
他人に任せる投資は “分散” していくと、うまくすすみやすいです。
ギャンブル依存は個人事業副業・投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
パチンコ・競馬・麻雀、ひとそれぞれ得意とする種目があるけど、
いつでもギャンブルできるようにどれもやってきました。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 個人事業副業や株式投資に換えるだけでいいんです。
ギャンブルしなくなるだけでも、おかねに困らなくなります。
つづけていけば、おかねが増えていきます。
無意識に自分のおかねと時間を “選択と集中” “分散” とでバランスとってきた、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。