借金というと、貸してる方が借りてる方より強くて、なにがあっても返済しないといけないイメージがあります。
もし返せなくなったら、夜逃げのようなコワイ感じがするひともいます。
おかねを貸す借りる、返せなくなる
おかねを貸し借りは、民法で考えると契約であって、対等な関係のはずです。
また返せなくなることも、投資視点で考えると想定内のはずなのです。
契約
借金というのは、貸し主が借り主におかねを先に渡して、金利収入分多めに返済してもらう約束をしただけのことです。
どちらがエライわけでもありません。
たとえるなら、和菓子屋さんでおまんじゅうを注文するのと同じです。
和菓子屋さんがお客さんよりエライわけないし、お客さんが和菓子屋さんよりエライわけもありません。
おかねを貸しても借りても、おたがい対等のままです。
投資
投資視点でみていくと、
おかねを貸す側にまわると、金利分儲かります。
でも返ってこなかったら、大損です。
だから銀行は、貸し倒れリスクをあらかじめ想定して商売をしています。
わたしたちでも国債や社債で投資するときは、金利変動やデフォルトを想定してしっかり分散します。
借金が返せなくなるのも、貸す側からみてみると、ある意味日常と言えることに気づきます。
返せなくなったら
病気や災害でおかねが返せなくなることは、だれにだってあり得ることです。
どうすればいいでしょうか。
原則
そんなときに自暴自棄にならないようにしましょう。
- ヒトの基本的人権より大切な権利はない
この原則どおりに考えていけばいいです。
おかねを借りたひとが、心穏やかに安全に暮らす権利を脅かすほどの、契約や投資などは存在できません。
つまり、生きていけないほどシンドイ借金は返さなくていい、ことになっています。
相談する
だから、貸してくれたひとや法律家に、相談していきましょう。
そうすると、いくらかのペナルテイーはありますが、
- 実現可能な返済方法への検討と変更
- 減額、債権放棄
という感じにすすんでいきます。
貸主だって、いくらか回収しないと大損になるし、何パーセントかは返ってこないと想定しています。
借金が返せなくても、命や健康を奪われることはあり得ません。
逆にいうと、相談に来てくれないから、
貸し主や法律家が対処できないまま、貸し主借り主どちらもヒドく残念な結果となってしまうのです。
反対に、自分が貸し主の立場となる投資では、国債や社債のデフォルトに備えてしっかり分散していきたいです。
まとめると
返せる借金は、しゅくしゅくと返済していきます。
でも返せなくなった借金は、悩む前に相談していきましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
借金で身をもち崩すひとを、まわりで見てきました。
傷が深くなる前に、借金をうまく底打ち体験に変えられたひとも見てきました。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
主戦場を、“ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に託していきましょう。
外国債にも分散して、おかねを増やしていきます。
おかねの貸し借りを身近に感じてきた、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。