株を買う、株を売る、とかいいます。
株って、いったいなんなんでしょう。
株=会社権利
おまんじゅう屋さんからはじまって、会社になって、上場して、株価が上がる、
というイメージのたとえ話をしてみます。
おまんじゅう屋さん
おいしくて評判のまんじゅうをつくったとします。
売れて、儲かります。
売り上げから、仕入れ・人件費などのもろもろを差し引いた儲けは、
もちろんオーナーである、店主のものです。
ひとも雇って、どんどん儲かりだしました。
法人にする
“よし、会社にしよう”、
そうすると信用がついて、2号店のおかねをあつめやすくなります。
銀行から借りてもいいですが、
叔父さんに会社権利のうち 1/5 をわたして、必要なおかねをだしてもらうことにしました。
会社である1号店と2号店の儲けは、店主 4/5 、叔父さん 1/5 となります。
2号店も順調です。
銀行からおかねを借りて、地域に10店舗もつようになりました。
返済分を差し引いた儲けの 4/5 は店主分、1/5 は叔父さん分のままです。
上場する
“よし、全国展開しよう”、
会社を上場することにしました。
会社権利 3/5 を証券市場で売り出します。
1/5 の権利は、店主の手元に残っています。
売り出した会社権利 3/5 を、たとえば3000個に割けたとします。
1個あたり1/5000 分の会社権利です。
この権利1個を購入してもつと、会社 1/5000 分の利益をオーナーとして手に入れることになります。
この分割された会社権利が、株です。
そして、株をもっている部分的オーナーのことを株主と言います。
株の値段=株価
部分的オーナー権利である株の値段は、
これからのおまんじゅう屋さん収益や世の中の景気判断などによって上がったり下がったりします。
おまんじゅう屋さんが、これからもっと儲かると思うひとが多いと、
その株をみんな欲しがるので値上がりします。
おまんじゅう屋さんが、これからは儲からないと思うひとが多いと、
その株をみんな欲しがらないので値下がりします。
また、景気がこれからよくなると思うひとが多いと、
まんじゅう屋さんも儲かることになるので、株価があがります。
景気がこれから悪くなると思うひとが多いと、
まんじゅう屋さんも儲からないことになるので、株価はさがります。
企業オーナーになろう
短期的には、株価は上がったり下がったりするだけに見えます。
しかし長期的には、おまんじゅう屋さんの利益が、
オーナーである株主に還元されていく仕組みになっています。
そう考えると、わたしたちサラリーマンでも、オーナー収入を手に入れればいいことに気づきます。
上場している企業の株を買うと、企業オーナーのはしくれになれるのです。
上場企業はしくれオーナーになって、経営者や働いてくれるひとに、資金を “託し” ていきましょう。
企業がお客さんをよろこばした分だけ、株主におかねがかえってきます。
サラリーマン労働収入以外に、はしくれ企業オーナーとしても資本収入が増えていくのです。
株をどんどん購入して、いろんな企業オーナーになり、勢いよく資産が増やしていきましょう。
まとめると
株は分割された企業オーナー権利です。
株主になることで、はしくれーオーナーとして企業におかねを託していけます。
企業がお客さんによろこんでもらった分だけオーナー収入をえていきます。
サラリーマン労働収入以外に、株主資本収入を増やしていきたいです。
ギャンブル依存は投資にむいている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
パチンコ玉や馬に、自分のおかねを “託する” のが日常でした。
“奪い合い” で “だれもよろこばない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
“託し先” を、おまんじゅう屋さんや世界中の企業に換えていきましょう。
いろんな企業のはしくれオーナーになっていけば、おかねに困らなくなります。
おかねの託し先を換えるだけでいい、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。