何かを託されたり、お願いされたりするときに、
“あなたしかいないので、お願いします” といわれたほうが、意気に感じてがんばります。
“いろんなひとにお願いしてるんだけど、念のためにあなたにもお願いします” といわれたら、ふつうは人間性をうたがいます。
そう考えると、いろんな企業に “託する” のは、節操がないのでしょうか。
安全性
失敗が許されない状況
どうしても達成しないと困ることを考えてみます。
- この書類が届かないと、重大な契約がながれる
- このプレゼンがスムーズに運ばないと、運転資金が途切れる
こんなとき、どうするでしょう。
- 必ず届くように、郵便でもメールでもFAXでも直接手渡しでもできるように準備する
- バックアップPC、USB、WEB上、どこからでもデータが取り出せるように準備する
ホントに安全性を高めようと思ったら、いろんな方法を同時進行させます。
確率が高いとか、費用対効果が高いとか、は二の次になってくるのです。
じぶんの資産なら
どうしても達成しようとすることを、じぶんの資産におきかえてみましょう。
じぶんと家族のための資産は、守りながら増やしていきたいです。
ムリをせず、なによりも安全に増やしていくことにします。
安全性を高めていくために、同時進行していきましょう。
しぜんと、しっかり分散していくことになっていきます。
分散投資
安心安全
投資先企業を1社だけにすると、思わぬはやりすたりが起きるかもしれません。
とんでもない不景気や災害によって、業績不振や倒産までありえます。
できるだけ多くの企業に分散できれば、安心安全です。
個別株だと
“よし、分散投資にしよう” となったとして、
企業個別株だと、いくらくらいおかねが必要なのでしょう。
- 日本 トヨタ自動車 100株 60万円
- 米国 アマゾン 1株 6万円
いろんな企業に分散するには、相当なおかねが必要です。
つまり、個別株で世界中に分散した投資なんて、わたしたちサラリーマンにはできません。
安全性の高い分散投資というのは、もともとお金持ちだけの特権だったのです。
それで以前は、株価が上がりそうな銘柄選び、いわゆる投機をするしかありませんでした。
いまでも、株とは銘柄選びとタイミング、という思い込みがあったりします。
投資信託にすると
この10年くらいで、投資信託・ETF がどんどん整備されてきました。
いろんな銘柄を大量に購入して、個人にバラ売りしてくれる仕組みです。
手数料の安い投資信託を利用できる時代になり、分散投資がわたしたちでも可能になってきました。
毎月ひたすら、買えるだけ買っていきたいです。
富裕層でなくても守りながら増やしていけるこの時代に、
わたしたちはムリせず、安心安全に資産形成していきましょう。
まとめると
じぶんと家族のための資産を、安心安全に分散投資で増やしていきたいです。
米国株中心に全世界インデックスファンドの投資信託やETFを、ひたすら毎月購入していきましょう。
ギャンブル依存は投資にむいている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
パチンコ玉やお馬さんなど、手当たり次第におかねを “託し” て応援してきました。
“奪い合い”、“だれもよろこばない”、“場代が高い” ギャンブルでは、
トータルで負ける仕組みなので、分散しても負け額が増えていました。
買い目をしぼる作業に労力を費やしても、的中しないので負け額が増えていきました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” トータルで勝てる仕組みの株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中に分散投資をすれば、“託する” 企業数が増え、より安全におかねが増えていきます。
投資信託をつかって、ホクホク投資をつづけていきましょう。
託し上手な、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。