他人の推奨個別株銘柄は参考にならない

これから上がる個別株で儲けようと、ネット上の情報 や 投機にくわしいひと からオススメ銘柄を聞きたがるひとがいます。
どの投資商品も、購入するひとで良し悪しがちがうことに気づきたいです。
予想する投機家思考ではなく、アセットアロケーションを整える投資家思考で、安全に資産形成していきましょう。
みんなちがう状況

自分が耐えうるリスクを取りながら、長期にわたりリターンを集めていくのが投資です。

その際、
- 総資産量
- リスク許容度
- 資産配分

みなそれぞれに状況は違うでしょう。
総資産量 と リスク許容度

たとえば、1000万円もっているAさんと、10万円もっているBさんがいたとします。

もし1年後に、
- 100万円が50%の確率で2倍、50%の確率で0.8倍
となる投資先があった場合、

期待値は、
- 50万円 x 2 + 50万円 x 0.8 = 140万円

Aさんにとっては、とても魅力的です。

しかしBさんは、はじめから90万円足りず、

おかねを借りてしまえば、0.8倍となった場合返せないので破綻、

Bさんにとって、いい投資先とは言えません。
資産配分 と リスク許容度

また、甲社株50万円分 と 乙社株50万円分 をもっているCさん、甲社株100万円分をもっているDさんがいたとします。

もう10万円分さらに購入できる場合、それぞれ5年後に、
- 甲社株が50%の確率で2倍、50%の確率で0.5倍
- 乙社株が50%の確率で1.8倍、50%の確率で0.6倍
ならば、

そのままの期待値は、
- 甲社 50 x 2 + 50 x 0.5 = 125
- 乙社 50 x 1.8 + 50 x 0.6 = 120

甲社乙社バランスの取れたCさんにとっては、マチガイなく甲社株が魅力的です。

一方、さらに甲社株への一点集中となるDさんは、リスクとリターンのバランスから乙社へ分散するのが得策でしょう。

こう見ると、総資産量、資産配分比率、リスク許容度など、みなそれぞれに状況が異なり、

自分のリスク許容度 と それに見合ったリターン は、その時点の本人にしか判断できないことに気づきます。

つまり、他人の銘柄選びが気になるのは、予想的中を求める投機家思考に陥っているからです。

ぜひ、リスク許容度を保ちながらリターンを積み上げる、投資家思考を守っていきましょう。
わたしたち素人のカンタン安全運用法

わたしたちサラリーマン素人投資家が、総資産量・資産配分・リスク許容度などを最適化させるには、
- 2年分生活費の日本円
- 米国株中心世界中企業へのインデックス運用
- 個別日本株 や 外国債
- アパート不動産

この順に総資産量を増やしながら、数年ごとの拡大を目指すのがカンタンです。

しぜんと、自分のリスク許容度 と それに見合ったリターン が手に入り、

質素倹約を守っていれば、わたしたち勤め人でも大きくハズレることなく、王道の運用をしゅくしゅくと進められます。

そうすれば、投資家思考も高まって、他人のオススメ銘柄なんて気にせず、自分のアセットアロケーションへ集中できそうですね、
まとめると

総資産量、資産配分、リスク許容度など、みんな状況がちがいます。
個別株の情報を集めるよりも、しゅくしゅくとアセットアロケーションをキープする王道の運用を継続しましょう。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

持ち点が少ないときには場を荒らし、持ち点が多いときは小さく場を回す、いつでも麻雀で状況判断をくり返す日々だったです。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。

これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

いままでどおり質素に暮らし、毎月の給料から2年分の生活費をため、そしてそのまま世界中の企業へ投資、

資産が増えるほどに個別株や不動産へも進んでいけば、時流に関係なくおかねに困らなくなります。

状況によって対応を変化させるのが日常だった、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。





