身銭を切らないわたしたちサラリーマンは、利益ばかりに気を取られ、事業に必要なおかねの存在を忘れがちです。
個人事業副業をはじめる際に、運転資金のイメージを持って、黒字倒産しないようにしましょう。
商売の初期投資と運転資金
個人事業副業をはじめるには、
まず、10年以上つづけている趣味 と 10年以上やっている仕事 をかけあわせて、
お客さんをよろこばすアイディアをみつけ、
- 初期投資
- 運転資金
カネを使って、おかねを集めていく商売をはじめます。
初期投資
アイディアをかたちにして商売をはじめるには、まずいくらかのカネが必要です。
- 材料費
- 備品
- 建物(家賃)
- 電気光熱費
自分自身がオーナーになるため、自分で調達します。
他のひとに用立ててもらうと、そのひとがオーナー、自分は従業員、となってしまうからです。
最初の費用を工面して自分の商売に投資する、初期投資をした事業所有者としてスタートしましょう。
運転資金
そこからは、事業継続のために、運転資金としてカネがまわっていくイメージです。
おまんじゅう屋さんを例に、小さい数字でおおざっぱに考えてみます。
1個80円の材料から、商品を100円で売るとしたら、
- 1個につき 20円の儲け
1ヵ月で、1000個つくって1000個売れたとしたら、
- 材料費 80円 x 1000個 = 8万円
- 売り上げ 100円 x 1000個 = 10万円
2万円の利益です。
でも次の月末まで、取引先小売店から売り上げの10万円は振り込まれません。
それでも次の月始になると、またすぐに材料費100個分の8万円が必要です。
2万円利益を出すために、いつでも8万円を手元に置いておかなければいけません。
ずっと、8万円がグルグル廻っている感じです。
ここでもし、もっと利益を増やすために200個つくるとしたら、倍の材料費が必要となりすぐに手元から16万円でていきます。
急成長して売り上げが上がるほど、手元の資金が減っていき、
売れ残ったりがちょっとつづけば、帳簿上黒字だったとしても、あっという間に手元資金は底をつくのです。
おかねのながれをイメージしていないと、利益をだしながらでも、運転資金不足で破綻してしまいます。
そしてもちろん、材料費以外にも、宣伝費などおカネはでていきます。
よろこんでもらうお客さんが増えて商品が売れていけば、利益は増えますが、
成長に耐えうる十分な運転資金がないと、商売はつづけられません。
個人事業副業の運転資金
わたしたちの副業もおんなじで、
いそがしくなって儲かりだしたつもりでも、気づくとおかねがない状態になりがちです。
2万円の利益で8万円以上のカネが廻るなら、200万円の利益では800万円のカネが廻ります。
副業運転資金に困らないためには、どうしたらいいか
- 借りる
- あらかじめ貯めておく
- カネをかけずにやってみる
3つで検討してみます。
借りる
①の借りる では、銀行や他人に利子を払わないといけないので、つねに高い成長が必要になります。
副業でそれだけの利益を生みつづけるのはむずかしいし、なんのためにだれのために働くのかシンドくなってしまうので、やめましょう。
あらかじめ貯める
②のあらかじめ貯めておく ならば、その期間その金額を投資に廻したほうが増えていきます。
米国株インデックスのシンプルな運用を上回る利益は、
通帳にカネを置いたままの期間を考慮すると、副業でなんてまあムリです。
カネをかけない
③の運転資金ゼロ、がオススメです。
- 売るモノをつくらない
- あらたに店舗をもたない
- 口コミだけの宣伝
で、カネをかけずにはじめましょう。
初期投資・運転資金ゼロにできれば、どんなに成長してもキャッシュに困ることはありません。
具体的にどうやっていくかは、自分で考えていくしかないですが、
- ネット上で指導する
- 訪問していっしょにつくる(材料費はお客さんもちの教室)
とかなら、商売を リスクなし ではじめられます。
まとめると
個人事業副業をはじめるには、初期投資・運転資金なしがいいです。
儲からなくても儲かりすぎても、手元資金に困ることはありません。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は個人事業副業にむいている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
- 最初に賭けるカネがないと、ギャンブルははじめられない
- 確率上勝てるゲームでも、想定連敗分のタネ銭が必要
ギャンブル依存は、なにをするにも十分なカネが廻っていく必要性を体感しています。
しかし、“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 個人事業副業に換えるだけでいいんです。
副業をはじめればギャンブルするヒマなんてなくなり、儲からなくてもすぐにおかねで困らなくなります。
しかも、おかねの流れに注意しながらたのしんでつづけていれば、いつかおかねが入ってきます。
カネを廻さない と おかねが入ってこないことを知っている、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。