金 (ゴールド) 投資は、手元に置く楽しみ や 積み立て購入など、かなり前から他の投資に比べて人気や知名度が高いです。
しかし、株や不動産投資 と 金 (ゴールド) 投資 とのちがいを理解すれば、わたしたち庶民にはあまり必要がないことに気づきます。
金 (ゴールド) の特殊性
金 (ゴールド) は、
- 世界共通の貨幣
- 工業製品や装飾品に使われる商品
という二面性があり、極めて特殊な実物資産です。
世界共通貨幣
金 (ゴールド) は銀とともに、古来から交換を介在する通貨でした。
いまでも世界中の通貨(その国の借用書)とすぐに交換でき、世界共通の通貨といえます。
商品・コモディティー
また、原油や小麦・銅のような 商品・コモディティーでもあります。
工業的にも装飾品にもつかわれる必需品のため、
つねに需要供給で価格が動いています。
このように金 (ゴールド) は、通貨でもあり、商品でもあり、
しかも採掘困難で、世界総量がほぼ一定な希少性、
どこから見ても 金 (ゴールド) は特殊です。
金 (ゴールド) 投資の特異性
特殊な金 (ゴールド)をあつかう投資では、株や不動産とちがって、
- 自己増殖しない
- 存在するだけで価値がある
そのため、景気が悪いときこそ役立つ守備型の特異性があります。
金 (ゴールド) は自己増殖しない
企業のオーナー権利である株式 や アパートオーナーの不動産では、
事業を通してお客さんによろこんでもらいながら、
価格が上がったり、おかねが入ってきたりします。
言い換えると、株 や 不動産をもてば、資産は自己増殖していくのです。
一方、金 (ゴールド) をもったところで、周囲のだれをよろこばすはずもなく、資産は増殖していきません。
おかねを増やしたいのなら、必然的に、金 (ゴールド) 投資は選択肢から外れます。
金 (ゴールド) は存在するだけで価値がある
逆に、企業のオーナー権利である株式 や アパートオーナーの不動産では、
もしも事業でお客さんによろこんでもらえなかったら、
価格は下がるし、おかねも入ってきません。
下がりつづければ、もちろん倒産してしまい、
お客さんによろこんでもらえないなら、株や不動産事業の価値はなくなるのです。
一方、金 (ゴールド) は、特殊性や希少性によって、存在自体が価値で保全されています。
おかねを失いたくないのなら、金 (ゴールド) 投資は、現金よりも優れた選択肢です。
金 (ゴールド) は究極の守り
つまり、金 (ゴールド) 投資では、増えにくいけど、資産価値が保持されやすいので、
資産防衛に最適な投資商品だと気づきます。
わたしたち庶民にとっての金 (ゴールド)投資
金 (ゴールド) は、資産を守るひとにとって魅力的な投資先で、どう見てもおかね持ちに適しています。
持たざる者であるわたしたちは、資産を増やしていくしかないわけで、
金 (ゴールド) におかねを廻してはいられません。
必然的に、自己増殖をする株式投資中心となり、
わたしたちの守備は、流動資産内の “分散” で対応するしかないのです。
質素な生活 と 複利効果 とで、しゅくしゅくと資産形成していき、
自分なりのファイナンシャルインディペンデンス (経済的自立) が見えてきたときに、
わたしたちも、金 (ゴールド) 投資を考えていきたいですね。
- 小金持ちになってから、金 (ゴールド) 持ちにもなっていく
そんな覚悟で、ひたすら貯蓄体質と米国株中心の運用をつづけていきましょう。
まとめると
金利調整局面などでの金 (ゴールド) 価格上昇 や 金 (ゴールド)特有なあこがれ などに振りまわされず、しがないサラリーマンであるわたしたちは、しゅくしゅくと世界中の株式インデックス運用をすすめます。
金 (ゴールド)投資は、経済的自立に達してからゆっくりはじめるでよさそうです。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資にむいている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
ギャンブルをつづけるために、ルールのなかでおかねを増やす、という執念でいっぱいだったです。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
世界中の企業に分散して託しつづければ、資本主義のルール内で、しぜんとおかねを守り増やせます。
金 (ゴールド) が欲しくなるまで、ひたすら株を購入していきましょう。
ルールのなかでおかねを増やす執念がある、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。