学生時代もギャンブルばかりで、いつもおかねがありませんでした。
自業自得とはいえ、大学の教官にみんなの前で “きみは貧乏なのか?” と質問されたときは、けっこうツラかったです。
大学講義にいくヒマがない
平日はあさから晩までパチンコ、週末は競馬、夜中に麻雀、
そして、おかねがなくなったら日雇いバイト、という日々なので、
どうやっても、大学の講義にいくヒマがありませんでした。
当時は本気でそう思っているのだから、まあそれなりにヒドイ状況だったです。
定期テスト
それでも、テストを受けないと留年するので、定期テストには行くのですが・・・。
まわりのひと
多くのひとは、先輩からもらった過去問を準備してきているので、
テスト当日はさっさと答えを書き終わり、どんどん席を立って帰っていきます。
ホントに困る
一方わたしは、講義に出たこともなく、しかもなんの資料もみたことなく、
テスト用紙にある設問の意味さえわからない事態です。
- 〇〇 が △△ であることについて述べよ
ほとんどのひとは経験ないでしょうが、〇〇 も △△ も知らないと、なんにも書けません。
白紙答案を置いて出ていくわけにもいかず、
歩いている教官から見えないように、白紙答案に覆いかぶさって、時間が過ぎるのをただただ待ってました。
いま思い返しても、ホントに情けないかぎりです。
次の授業
そんなあるテストの後、一発即留年がある教官だった聞き、怖くなって次の授業へ行くと、
とにかく白紙答案に驚かれ、呆れたうえで、とんでもなく本気で怒られました。
そして、いちばん前に移動させられて、講義がはじまるのですが、
アタマがおかしいわたしは手ぶらで来ているので、当然あせります。
そのうえ、いつもどおりスリッパを履き、いつもどおりボロボロの服を着ていて、
思わず教官が、
- “きみは貧乏なのか?”
と聞いてきました。
ホントにおかねに困っているので、返事もできず、
穴があったら入りたい とはこのことや、という感じだったですねえ。
あたり前ですが、学生はちゃんと学業を優先させましょう。
あの時代の一部のひとにしか伝わらない、なんの役にも立たない、まとまりようのない、ダメ人間の貧乏学生ネタでした。
いろんな方に迷惑かけてたあの頃、なんとも情けない、恥ずかしい、でもなつかしい、ギャンブル依存時代の想い出はなしを終わります。