電話代、ガス代、電気代、水道代、払わないと止まってしまいます。
といっても、止まった経験なんてないひとのほうが、圧倒的に多いでしょう。
ギャンブル依存のひとは、どういう順序で止まるかまで知っているから不思議ですねえ。
ギャンブル優先
ギャンブル依存になると、ギャンブル以外におかねを使えなくなります。
公共サービス料金(電話代、電気代、ガス代、水道代)を払いたいけれど、
どうしてもギャンブルが優先されてしまい、
当然の流れとして、どのサービスも止まってしまうのです。
止まる順序
電話、電気、ガス、水道は、どんな感じで止められるのか、
わたしがギャンブル依存どっぷりだった、20年ちょっと前の記憶をたどってみます。
電話
当時は固定電話で、1ヶ月滞納すると止まってました。
- “この電話番号は、お客様の都合により現在使用できません”
ギャンブル仲間内では、日常的に聞く機械音だったです。
電気
電気は、だいたい2ヶ月くらいでした。
止まった日は、家に帰っても電気がつきません。
窓からはいる光をたよりに、まっすぐ布団に入ってました。
ガス
都市ガスは、だいたい3ヶ月くらいで止められました。
当時住んでいたアパートのシャワーから、お湯が出なくて大変だったです。
まあ、夏場ならどうにかガマンできてましたねえ。
水道
水道は止まったことがないので、わたしレベルではわかりません。
おそらく、生命維持に必要なライフラインほど、待ってもらえてた気がします。
止められる
止められたらしばらくして支払って、そしてまた止められて、いわゆる常習犯だったです。
ハガキ案内
通帳から引き落としできなかったお知らせのハガキがきて、
たしか、次回引き落としの案内もかねていました。
そして、つぎの引き落としもダメだったら、いつまでに入金しないとサービスを止める、というハガキがやってきます。
止められる日
そして、その当日、
電話は、いつのまにか止まってます。
電気やガスは、部屋のそとまでだれか来てから止めてました。
ホントあのころ、いろんな方々に迷惑をかけてばかりのクズだったです。
真冬のシャワー
ガスまで止められると、必然的に真っ暗ななかでの冷水シャワーです。
冬場にあたまを洗うと、冷たすぎて頭の芯までしびれます。
息苦しくて気が遠くなる感じで、自業自得の危険行為でした。
あたり前ですが、とにかく公共料金はちゃんと払いましょう。
あの時代の一部のひとにしかわからない、なんの役にも立たない、まとまりもしない、ダメ人間の貧乏学生ネタでした。
なんとも情けない、恥ずかしい、でもなつかしい、ギャンブル依存時代の想い出はなしを終わります。