依存症克服

“きょうは酔うぞ”という人、“きょうは酔わないぞ”という人

最近よく、依存症の本を読んでます。

アルコール依存のひとの発言で、おもしろい冗談がありました。

いわゆる依存症のひとでなくても、参考になると思います。

アルコール依存

わけわからなくなるまで

アルコール依存のひとの症状に、激しい酩酊があります。

わからなくなるまで飲んでしまいます。

いわゆる、酒に呑まれる状態です。

アルコールがぬけてきて二日酔いになると、ひどい喪失感や自己嫌悪感におそわれます。

もう飲まない、とそのとき思うだけでおわります。

外食する際に

たのしみな食事の機会があったとします。

程度がどうであれ、

  • きょうは酔うぞ

とおもしろ半分に言うひとがいます。

アルコール依存でないひとです。

たのしみな食事の機会で、

  • きょうは酔わないぞ

と決意を発するひとがいます。

アルコール依存のひとです。

  • きょうは酔うぞ
  • きょうは酔わないぞ

発言内容から、わかっちゃいるけどやめられない、アルコール依存かどうかがわかります。

依存症かどうか

このはなしは、他の依存症にもつかえそうです。

ギャンブル依存

  • きょうは勝つぞ

ギャンブル依存ではありません。

  • きょうは負けないようにするぞ

ギャンブル依存です。

過食症

  • きょうは食べるぞ

過食症ではありません。

  • きょうは食べないようにするぞ

過食症です。

買い物依存症

  • きょうは買い物するぞ

買い物依存症ではありません。

  • きょうは買い物しないようにするぞ

買い物依存症です。

そこそこ依存症

多くのひと

あれっ、と思ったひとも多かったかもしれません。

  • 今日こそ食べないぞ
  • 今日こそ買い物しないようにするぞ
  • 来月からムダ遣いやめて、貯金するぞ
  • 今年中には浪費家をやめて、投資はじめるぞ

こういう発言を日頃からしているひとは、“そこそこ依存症” と言えます。

認知行動療法

依存症治療のキホン、認知行動療法をしていくことになります。

スイッチが入る場所や誘引を避けるようにします。

アルコールが見えると、飲みすぎるなら、

  • アルコールを家に置かない

デパートの近くを通ると、買い物するなら、

  • 遠回りしてでも、デパートの近くを通らない

普通口座においておくと、おかねを使うなら、

  • 自動積立貯蓄口座をつくる

投資のきっかけがなくて、はじめられないなら、

  • 証券口座をすぐつくる

投資が怖くて、はじめられないのなら、

  • 投資をしているひとと過ごす時間を増やす

こんな感じですすめていきます。

そこそこ依存症が通り過ぎると、いつしか、

  • きょうは食べるぞ
  • きょうは買い物するぞ

と表現できるようになり、

  • おかねはしぜんと貯まってくるなあ
  • つぎは何に投資しようかなあ

となっていきます。

まとめると

依存症になると、わかっているけどやめられない前提の発言になります。

多くのひとが、おかねに関して “そこそこ依存症” になりがちです。

おかねに困らなくなる習慣にしていきましょう。

ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

どっぷりギャンブル依存になってしまい、

勝ち負けに興味がなくなるまでとなってしまいました。

おかねを賭けることにだけ、ドーパミンが反応するようになりました。

認知行動療法でギャンブルから遠ざかり、

そして同時に、株式投資でドーパミンを出すようにすればいいんです。

間接的に “ひとによろこんでもらう” ホクホク投資に、

おかねを放り投げましょう。

  • 今日も応援するぞ

おかねに困らなくなっていきます。

おかねを放ることができる、ギャンブル依存でよかった。

これからゆたかになりましょう。