ギャンブルやっていた頃も、やらなくなった今も、まあ大それたことのない人生です。
しかし、ただひとつ、麻雀ですごい経験をしたことがあります。
役満 天和

麻雀は、各局4人のうち、牌14枚をそろえたひとりだけが得点するゲームです。

そして、あがったときの手役組み合わせで、点数の高低が決まります。
役満

手役のうち最も点数の高い数種類を役満と言い、親なら48000点、子どもでも32000点、

開始時に配られる各自25000点を奪い合うゲームにおいて、役満はとんでもなく高得点で滅多に出現しない手役です。
天和

そのなかでもとくに希少な役満 天和は、最初に配られた14枚ですでにあがってる状態を指し、

出現確率は 33万分の1、

33万回配牌を受け取るには、毎日麻雀をしたとしても計算上60年間かかります。

なんの技術もいらない運だけの最高得点役、キホン的に見ることのない伝説的な役満は、

麻雀をするひとでも、麻雀放浪記という有名な本の1シーンで知っているくらいでしょう。
なんと天和をあがった

それが実は、わたくし天和をあがったことがあるのです。

30代後半、九州のとあるフリー雀荘、配られた14枚の牌を順次めくり、

並び替える前に1枚捨てるマナーを守ろうにも、パッと見でわからず、

仕方なく並び替えたらなんと揃ってました、というビックリ天和だったです。

自分はもちろん周りのひともはじめてで、結構もり上がりましたねえ。

といっても、運だけで圧勝のお兄ちゃんといつまでもワイワイ喜ぶオメデタイ人達なわけもなく、

すぐに、なにもなかったのごとく、おかねを取り合う鉄火場へ戻ったのでした。

情けない、はずかしい、でもなつかしい、イカれていたあのころ、

ギャンブル依存想い出はなし、トンデモ大事件についてお送りしました。

麻雀を知らないひとには、どれほどすごいか伝わらない、なんだかわからない内容だったかもしれません。

そうであっても、
- 運も実力のうち
わたしのとっておき自慢話を終わります。