若いころは夜勤明けこそ遊びに出かけていた、おじさんおばさんからよく聞かされる武勇伝です。
自分がギャンブル依存だったころは、日常的に徹夜で麻雀をした後に、そこからまたホントの日常がはじまる感覚でした。
でも、年をとって体力が落ちたら、多くのひとは徹夜ができなくなるでしょう。
20代前半の徹夜明け
20代前半の学生だったわたしは、フリー雀荘で徹夜をすると、そのまま朝からパチンコへ行ってました。
あさ5時くらいに雀荘でいただくモーニングが、とんでもなくおいしく、いつもヤル気満々だったです。
30代前半の徹夜明け
就職しても30代前半までは、気が向いたら徹夜麻雀をして、寝ずに仕事へ行ってました。
もちろんシャワーを浴び、少しでもシャキッとした状態にして、眠たいそぶりをみせないよう気をつけます。
といっても、ふとした瞬間に座ったまま寝てしまうもので、
ギャンブル依存であっても仕事はマジメにしていたわたしは、まわりのひとから、体調が悪いのかと心配されることもありました。
あの徹夜おじさん
いま思い返すと、よく通っていた雀荘の、60歳はとうに過ぎてスーツ姿がいつもカッコよかったあのおじさん、
ほかのお客さんとは、ちょっと雰囲気がちがい、
- なんだか洒落てて、小綺麗で
当時自分はまったくわからなかったけど、もしかしたら、いいスーツだったのかもしれません。
いつ見かけても、たのしそうに朝まで麻雀してから、仕事へ向かってました。
15年前のあのころは、
- そんなのふつうだろう
- 自分も徹夜麻雀するおじさんになるのだろう
- あんなカッコよくはならないだろうけど
と、なんとなく思っていましたが、
いま40代半ば過ぎ、もう夜9時過ぎには寝てしまう生活です。
夜中に起きてなんて、とてもとてもできません。
ギャンブルをつづけるには、
- おかねだけでなく、圧倒的な体力が必要なんだなあ
今更ながら気づかされ、
徹夜麻雀から仕事へ行ったことがないひとにはわからないだろうけど、
- あのおじさんは、ホントの怪物だった
と改めて驚くばかりです。
なんの役にも立たず、ダメ人間がいろんな方に迷惑かけていた、あのころ
落としどころもない内容に、だからどうしたの、と言われても困ります。
情けない、恥ずかしい、でもなんだかなつかしい、ギャンブル依存時代の想い出はなしでした。
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