おかねへの姿勢

1割、2割の値下げはむずかしい、半値にしろと言われたら知恵がでる、という姿勢で貯めてみよう

現状を継続しながらちょっとずつ改善するのが、一般的な問題解決方法です。

しかし、改革が必要なほど追い込まれた場合には、大きな数字目標を掲げて現状を打破するしかありません。

おかねが貯まらないひとは、改善ではなく改革を実行するために、収入の半分で暮らす大きな目標を立てましょう。

1割、2割の値下げではなく、半値にするなら

パナソニック創業者松下幸之助さんが商品開発の際に言ったという、

  • 1割、2割の値下げはむずかしい、半値にしろと言われたら知恵がでる

1割2割だと、安易に材料などのコスト削減を試みるため、なかなか値下げを実現できないけれど、

半値となったら、一度リセットしてまったく別物を考えはじめるのでうまくいく、という考え方は、

根源的な発想の転換を本気で考えるキッカケづくり、としてとても有名です。

貯まらないひとは引き算

この話と同じで、貯蓄が苦手なひとは、

  • このままではいけない、貯めよう

となったとき、ついつい、

  • 収入の1割でも2割でも

から、貯金をはじめるてしまいます。

このような、なんとなくプチ贅沢をあちこち削って生活費2割減、といった引き算思考では、

必然的にいつまでもガマン生活がつづくため、安易なダイエットと同様に失敗します。

貯めるための根源的な発想の変化

もし本気で貯蓄を成功させたいなら、収入の半分で暮らす決心がオススメです。

生活費の1割2割減ではなく半値を意識して、しぜんな発想の変化を起こしましょう。

引き算思考ではムリ

現収入の半分暮らしを想定するのに、引き算思考のままではどうやっても不可能です。

たとえば手取り収入24万円目一杯で暮らしていた家族が、これから12万円で暮らす場合、

住宅費、生命保険、教育費、携帯電話代、自動車維持、

ガマンをはじめる前から固定費だけで12万円を超え、値引き生活なんて成立しません。

構造的変化

つまり、12万円実現のためには、現状の固定費を根源的に本気で見直すしかなく、

具体的には、

  • 住居費  4 – 5万円
  • 生命保険 0 – 1万円
  • 教育費  1 – 2万円
  • 携帯代  1 – 2万円
  • 自動車なし

このような究極の質素な暮らしに気づくはずです。

貯まらないひとからみれば、聖域に踏みこむトンデモナイ構造改革かもしれませんが、

もっと踏み込んで、親との同居 や 社宅 を利用しながら、さらに住居費を浮かせる強者だっているのです。

どうであれ12万円から固定費を引いた残りで、食費や交際費・雑費すべて自分なりに抑えられたら、

収入の半分は自動的に貯まっていきます。

そして、根源的な発想の転換による貯蓄をどんどん株式投資に廻せば、もっともっとゆたかになっていけますね。

収入が少なくて積立投資をはじめられない、と言うひとこそ、今すぐ半分生活を宣言してみましょう。

まとめると

なかなか貯まらないひとは、生活費の1割2割の引き算ガマンをするのではなく、収入の半値暮らしを決心して、構造変化を起こしましょう。

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プロフィール

ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

収入のほぼ全部ギャンブルへまわし、ほとんどない生活費からさらに乾いた雑巾を絞って暮らす日々だったです。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、

いつもおかねに困るようになりました。

これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

その際、世界中の企業に分散し、安全に託していきましょう。

株を買い続ける

いままでどおり贅沢をしないまま、効率よく運用におかねを廻していけば、しぜんとおかねは増えるばかりです。

1割、2割どころか半分だって生活費に使ったこともない、ギャンブル依存でよかった。

これからゆたかになりましょう。