ギャンブル依存経験談

パチンコ屋さんのマイク放送

最近のパチンコ屋では、静かな音楽が流れ、イスに肘掛けがつき、分煙が当たり前、ゆっくりと時間が流れていくそうです。

自分がパチンコどっぷりだった25年前、タバコを吸いながら、うるさいほどの音楽とマイク放送で、みんな楽しんでいた気がします。

パチンコ屋で大当たりすると

パチンコでフィーバーすると、箱いっぱいになるまでどんどんパチンコ玉が出てきます。

目の前の箱にパチンコ玉が入っていた場合はどうするか、パチンコしたことないひとにはわからないでしょう。

正解は、大当たりすると、

  1. 店員さんがやって来て、空の箱を渡してくる
  2. それを自分でつかむ
  3. そうすると、店員さんが目の前にある箱を足元に移動してくれる
  4. 自分でつかんだ箱を目の前において、出てくる玉を入れていく

とすすんでいきます。

知り合いに連れられてきたパチンコはじめてのひとが、連続大当たりした際、店員から空の箱を受け取らないまま、

  • ちょっと、目の前の箱を動かしてよ

となってしまうので、店員さんもお客さんも困ってしまいがちでした。

まあ、なんの役にも立たない、パチンコ初心者あるある話ですね。

大当たりマイク放送

つづいて店員さんは、大当たりをマイクで館内放送してました。

大音響の音楽が流れるなか、盛り上がるように、

  • きましたー!ふたひゃくさんじゅうろくばんだい (236番台)、
    本日さいしょの、本日さいしょの、フィーバーーーーーーーーーーー スタートー

大当たりしたことを放送します。

それで連チャンしようものなら、

  • またまたきましたー!ふたひゃくさんじゅうとろくばんだい (236番台)、
    とまりません、ダブルトリプルと連続フィーバーーーーーー スタートー

まあどの店員さんも、ホントおもしろおかしく、

  • ラッキーナンバーななじゅうななばんだい (77番台)、
    お姉さんにっこり、座ってすぐの、フィーバーーーーーーーーー スタートー
  • ひゃくじゅうばんだい (110番台)、ひゃくじゅういちばんだい (111番台)と、
    二台並んで、フィーバーーーーーーーーー スタートッ、おっかけでーす

ずーとハマっていて、ようやく当たったときなどは、

  • お待たせいたしましたあー、にじゅうとさんばんだい (23番台)、
    ようやくやっとの、フィーバーーーーーーーーー スタートー、ばんかいでっす

思わず、クスッと笑ってしまいます。

店内が混んでると、ずっとどこかで大当たりなので、ずっと放送も鳴り続いてました。

いま想うと、毎日がお祭りみたい、

横にいるおじさんも毎日くるおばさんも店員さんも、みんな名前も知らないけど会話することもないけど、

思い返せば、みんなでワイワイ盛り上がっていた気がします。

パチンコしなくなってギャンブルしなくなってまだ10年くらいですが、なんだかすごく昔に感じます。

いま振り返っても、情けない、はずかしい、もうゼッタイに戻りたくない、けれどなんだか懐かしい、なんの役にも立たないギャンブル依存だったころの想い出はなしを終わります。

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