リスクをとった分、それに見合ったリターンを手に入れるのが投資です。
そのリスクプレミアムの適正値は、米国債長期金利を基準として考えましょう。
債券 と 株式のちがい

いわゆる個人投資家では、原油 や 金(ゴールド) など需給だけのコモディティーを避けて、
- 債券
- 株式
から、リターンを求めるのが一般的です。
債券 = 金貸し

国債や社債を購入し、国や企業におかねを貸すことで利子をもらいます。
安全な国家や企業ほど、金利が安くなる仕組みです。
株式 = オーナーになる

上場企業の株を購入し、はしくれオーナーになることで企業利益を手に入れます。

株価や配当に反映されて、おかねが増えていく仕組みです。
債券のほうが安全

債券ではおかねを貸しているため、相手の儲かる儲からないに関係なく、最初の契約どおりに利子収入が入ってくるのに対し、

株式はオーナー業なので、託し先の企業が儲からないかぎりおかねは入ってこないどころか、業績悪化の際にはおかねを失います。

つまり、債券よりも株式のほうが、より大きなリスクをとっており、

株式のリスクプレミアムが十分に高くないかぎり、だれも購入しないはずです。
米国債券長期金利

このような中で最も安全な債券こそが、リスクプレミアムの基準と考えられるでしょう。

そんないちばん安全な貸出先は、どう考えてもアメリカ合衆国
- 世界貿易につかわれる基軸通貨米ドル
- 民主主義国家
- 圧倒的軍事力

アメリカ合衆国に貸したおかねが返ってこないとは思えないので、

米国債を買っておけば、その金利分、ほぼ確実におかねが増えていき、

他の国債や株式ならば、米国債に比してリスクが上がった分だけそのプレミアを上乗せされるイメージです。

別の表現では、
- 米国債の金利が高かったら、だれも他の国債や株式を購入しなくなるので安くなる
- 米国債の金利が低かったら、みんな他の国債や株式を購入するので高くなる

米国債長期金利の上下によって、他すべてのリスクプレミアムが変化します。

こう見ると、リスクプレミアムの基準である米国債長期金利を確認しながら、アセットアロケーションを整えていけば、投資がうまく進むと気づくでしょう。

というか、わたしたちシロートは、個別企業業績を必死で検討するよりも、米国債長期金利の動きをぼんやりながめるだけのほうが良さそうですね。
まとめると

アセットアロケーションを組んでいくのに、
- 投資には、金貸し=債券 と オーナー=株式 がある
- 債券より株式のほうが、リスクプレミアムが高い
- 米国債長期金利が、リスクプレミアムの基準となっている
ので、いつでも米国債長期金利をぼんやりながめておきましょう。
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“このままどうなっていくんだろう?”と感じたら、投資をはじめよう
【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

まじめにパチンコしていたころは、
- 他のお客さんの持ち玉量
- 他のお客さんの単位あたり回転数

をぼんやりながめながら、お店全体でどれくらい玉を還元するつもりなのかを感じようとする日々だったです。

ちょっとおかしいけど、基準をもって全体像をつかむことが日常でした。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。

これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

いままでの姿勢でリスクプレミアムのある株式投資へ取り組めば、しぜんとおかねに困らなくなり、

基準も広がりも世界を意識しはじめ、毎日が充実するばかりです。

リスクプレミアムの基準がイメージできる、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

どんなときも、
- パチンコ雑誌で確率・期待値を確認し
- パチンコ仲間のお店情報を整理し
- 自分でうった時の経験を積み上げ

事実を意識しながら、ギャンブルをつづける日々だったです。





事実を意識する姿勢で暮らしてきた、ギャンブル依存でよかった。