“リスクをとるとリターンがある” と言われても、なんだか恐く感じるひとも多いです。
“プレミアムがある” という表現なら、どんどん集めたくなるかもしれません。
とにかく、投資でもなんでも、期待値の高いゲームへ参加していきましょう。
参加費1万円のゲーム

たとえば、1万円を預けた場合に、
- 50%の確率で、2万円
- 50%の確率で、0円

というゲームがあったとします。

このゲームの期待値は、
- 2万円 x 0.5 + 0 x 0.5 = 1万円

預けても預けなくても期待値1万円のままなら、ばからしくて誰も参加しないでしょう。

そこで、もし、
- 50%の確率で、2万円
- 50%の確率で、5千円

に変更してくれたらどうでしょうか?

この場合の期待値は、
- 2万円 x 0.5 + 5千円 x 0.5 = 1.25万円

早期の連敗で、手持ち資金が底をつかないかぎり、やればやるほどおかねは増えていきます。

参加しないのなら、いつまでも1万円は1万円のまま。

冷静に考えれば、半分になることもあるけど、くり返すほどにトータルでは勝てる仕組みです。

もちろん、減る可能性がゼロではないために、参加しないひともいるでしょう。

しかしどう考えても、計算して参加しつづけるほうがおトク、

リスクをとったひとだけにリターンがある状況です。

預ける額を百円や千円に減らして恐さが減らせれば、参加不参加の姿勢が変わるひともいるでしょうか。
企業に託するゲーム

株式投資も、おなじようにおかねを預けるゲームです。

企業オーナー権利である株式を購入して、企業へおかねを託した場合、

たとえば、その企業の業績によって、託した1万円が、
- 50%の確率で、2万円
- 50%の確率で、0円

という見込みなら、誰も参加しないし、

いい業績予想によって、
- 50%の確率で2万円
- 50%の確率で5千円

という状況なら、多くのひとが参加したくなります。

つまり、みんなが期待値以上を望むので、
- 株価は、リターンが見込める範囲内に落ち着く

しかありません。

買われ過ぎや売られ過ぎによって多少の変動はあっても、長期的には年間3%程度のリターンが発生します。

このリターンこそが、リスクプレミアムです。

1万円をそのまま銀行へ預けるよりも、株式購入のほうが儲からないのなら、

誰も株式投資には参加しないはずであり、

適正リスクプレミアムを織り込んだ株価を、専門家が競い合うように計算・売買してくれているこのご時世、

わたしたちはなにも気にせず株式を購入していくだけで、資産形成がすすみます。

リスクという単語を恐がらず、プレミアムを集めて積み上げるイメージを持っていきましょう。
まとめると

企業が稼ぐであろう期待値よりも、リスクプレミア分だけ株価は高く形成されます。
株を買って持ちつづければ、リスクプレミアがどんどん積み重なっていき、大きなリターンを得られます。
ぜひ、身の丈内の全力で購入しつづけ、おかねに困らなくなっていきましょう。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

回転数を数えながら、期待値が1を上回るパチンコ台を打ちつづけたこともいい思い出です。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。

これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

期待値 と リスクプレミア がすぐに理解でき、そのままおかねを託せるギャンブル依存は投資に向いています。

世界中の大企業にリスクを分散させれば、スムーズにおかねは増えていき、おかねに困ることなんてなくなります。

リスクプレミアムがイメージできる、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。