投資というと、銘柄選びを連想するひとも多いでしょう。
しかし、わたしたちサラリーマン投資家は、勝率上昇を目指すよりも、月々の投資額を増やす努力のほうが有効です。
ぜひ投資先は、労力をかけずに “なんとなく” で選び、ゆっくりたのしんでいきましょう。
プロ機関投資家の株式投資
プロの機関投資家は、株を購入するにあたり、
- 財務表
- 経営者の姿勢
- 競合優位性
などから、企業価値 や 成長性 をしっかり検討し、
- いま現在の株価は割安か
- これから株価が上昇するか
をくり返し判断しつづけます。
そのうえで、
- 企業を買収するつもりで企業価値を計算し、割安銘柄をいいタイミングで購入
- 優勝者を的中させる美人投票のつもりで、多くのひとが株価上昇を信じる銘柄を選択
して、利益を上げているそうです。
しかしわたしたち素人レベルでは、現在価値も他人の気持ちもさっぱりわからないでしょう。
なんとなくでいい
実際のわたしたち投資では、高度な分析などまったく必要がなく、
- どの企業でもいい
- どう分散してもいい
- ソンしたっていい
そんな姿勢で、オーナー業を “なんとなく” つづけていれば、しぜんと資産は増えていくのです。
むずしく考えずひたすら継続を優先するほうが、わたしたちレベルの運用はうまくすすみます。
どの企業でもいい
どの企業の経営陣も労働者も、ホントに優秀なひとたちが必死で働いており、
余程のことがないかぎり、どこのオーナーとなっても儲かるはずです。
キホン的に
- 株式を購入してリスクをとれば、しぜんとリスクプレミア分ずつ資産は増えていく
そんなイメージだけを持ち、
- なんとなく好き
- なんかいかがわしい
個人的な好みで銘柄を選びながら、ひたすら購入していきましょう。
どう分散してもいい
その際、リスクプレミア分を安定的に積み上げるため、世界中の企業へ分散して、ハズレ銘柄による損失を減らします。
一般的には、インデックスファンドの積み立てが推奨されますが、
さまざまな企業オーナーとなるイメージで、思いつくままに好みの銘柄を購入しつづけるだけでも、しぜんと分散はすすんでいくでしょう。
ソンしたっていい
それに、一時的なソンだって、まったく構いません。
企業利益を手に入れつづけられるオーナー権利こそが、打ち出の小槌であり、
配当や株価上昇に反映されながら、半永久的にいろんな企業からおかねを振り込んでもらうイメージが大切です。
もし値下がりして安くなったのなら、さらに追加購入すればいいだけで、
ソントクや企業選択に悩むよりは、ホントの身の丈で暮らして、どんどん打ち出の小槌を購入しつづけましょう。
おかねを産む資産が増えるにつれ、いつのまにか自分に合う投資方法も気づいてきます。
勝率を上げようと銘柄選びにこだわるよりも、節約 や 日本円を持ち過ぎない姿勢を大切にしながら、“なんとなく” で投資をつづけていきたいですね。
まとめると
四季報をにらみながら、
- 企業価値と株価とは適正か
- これからどの企業の株価があがるか
と悩むよりも、質素に暮らして “なんとなく” 気になる株をガンガン購入しつづけましょう。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
まじめに期待値を計算しながらギャンブルすることもありますが、
おもしろそうだったら、あっさりおかねを賭けることも日常でした。
“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
日本個別株でもETFでもなんでも気になった先へ、自分なりになんとなく分散投資していけば、
たのしみながら、おかねはしぜんと増えていきます。
なんとなくで託せる、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。