ワクワク や 自己肯定など、ポジティブ思考がもてはやされる時代です。
たしかにネガティブ感情の “恨み” は避けたいですが、“怒り” からの前向き行動エネルギーは大切にしていきましょう。
“怒り” と “恨み” のちがい

“怒り” と “恨み”、どちらも 期待 と 現状 との乖離に対して腹を立てるのですが、
- 怒り:たったいまの事象 に対する感情
- 恨み:過去の事象 に対する感情

乖離した瞬間 と 立腹するタイミング とが異なります。
怒り

他人に対してでも自分に対してでも、期待どおりにならないと、“怒り” が湧いてきます。

道理がとおっているかは関係なく、期待とのギャップが納得できない状態です。

納得できない事象が起きたその瞬間に、沸点へ達するような強烈な “怒り” の感情は、みんな経験があるでしょう。
恨み

“恨み” は、期待どおりではない他人に対して湧きます。

“怒り” と同じように、理にかなっているかではなく、自分の期待とのギャップに納得できない状態です。

しかし、その瞬間だけの “怒り” とは異なり、“恨み” は過去に起きた感情をくり返します。

以前経験した納得できない事象によって、幾度も思い起こされる “恨み” のフツフツ感は、だれでも経験があるでしょう。
納得できない感情をチャンスへ変えるために

このような現状に納得できない感情、
- “怒り” からは、ギャップを埋める意欲が生まれ
- “恨み” では、すべてのヤル気が奪われる

“怒り” でなければ、正しい行動は起こせないのです。
怒り

“怒り” は、正しく昇華するなら、前進する大きなエネルギーへと変わります。
- 上司や親に罵倒された
- 友達に頭がわるいとバカにされた
- 配偶者に収入が少ないと文句をいわれた
- 資産が少なくてミジメになった

そんなときこそ、ひねくれるのではなく、正しく嫉妬して “怒り” をもち、

自分の現状と理想とのギャップを埋めるよう行動していくキッカケにしましょう。

あの有名な京セラの稲盛さんも、ツラい学歴差別を研究や独立のエネルギーとし、成功へのキッカケとされました。

“怒り” こそ、現状維持バイアスを突き破るチャンスです。
恨み

一方、“恨み” は、前進するエネルギーをひたすら奪います。
- あのとき、上司や親に罵倒された
- あのとき、友達に頭がわるいとバカにされた
- あのとき、配偶者に収入が少ないと文句をいわれた
- あのとき、資産が少なくてミジメになった

そう思い返すたびに、ウツウツと他人を攻撃するだけのまま、自分自身のヤル気はただただ消えていくばかりです。

ぜひ、“恨み” ではなく、“怒り” の感情で人生を変えていきたいです。
対策

そのためには、“怒り” が起きたその時、決して押し殺さずに行動へ移しましょう。

すぐに、“怒り” が生じたギャップを埋めにいくのです。

そうすれば、たとえ相手のマチガイやカンチガイであっても、現状維持バイアスを打ち破るキッカケとなり、

自責の姿勢でいるならば、“恨む” どころか、そのひとがくれた“怒り” チャンスに感謝するでしょう。

“怒り” をいつでもすぐに正しいエネルギーへ昇華させ、その場で前向きな行動へ移していけば、“恨む” こともなく成長しつづけられそうですね。
まとめると

“怒り” は、理想と現実とのギャップをうめて前進するエネルギーに昇華できます。
“恨み” を残さないよう、その都度すぐに行動していきましょう。
いつでも自責の念で対処していけば、人生好転のチャンスはどんどんやってくるはずです。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

だれを責めるでもなく、ただただ真剣におかねを賭け、

“怒り” も “恨み” もなく、ひたすら目の前の勝負に向かっていくだけの日々だったです。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。

これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

いままでどおり粛々と、目の前の運用へ取り組めば、しぜんとおかねに困らなくなります。

恨みも持たず、怒りも必要としないまま真剣に生きていける、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。