ニュースなどで、財政出動 と 金融緩和 というはなしをよく見かけます。
景気をよくする政府と日銀それぞれの取り組みを、思いっきりシンプルに表現してみました。
景気がいい = おかねが廻っている
なんとなく言っているひともいますが、
- 景気がいい
とはどういうことでしょうか?
おかねがぐるぐる勢いよく世の中を廻っている、そんな状態です。
おかねが廻れば、失業者は減り、物価もそこそこ上昇しはじめ、
好景気ほど、モノづくり も サービス提供 もスムーズでゆたかな暮らしがやってきます。
そんな好循環を目指し、
- 政府:財政出動
- 日銀:金融緩和
が行われるのです。
財政出動
各国政府が予算を取り付け、世の中におかねを放出するのが財政出動で、
公共事業をしたり、補助金を出したり、直接国民におかねを配ったり、
あちこちにおかねが注入されながら、世の中にどんどん廻っていくイメージです。
金融緩和
一方、各国中央銀行が 金利 や 国内トータルのおかねをコントロールし、おかねを動かしたくなる環境をつくるのが金融緩和で、
たとえば中央銀行が、銀行間の金利を下げておかねを借りやすくすると、
おかねを借りて商売や不動産開発をはじめるひとが増え、おかねはどんどん廻っていきます。
また、国の借金である国債 や 企業の借金である社債 を中央銀行が買い占め、銀行を介して世の中にその代金をバラまけば、さらにおかねは廻っていくでしょう。
その際、もし銀行がおかねを放出しない場合、マイナス金利というソンする仕組みを使って、
ムリやり世の中へ供給させるよう誘導します。
このように、政府による財政出動、日銀による金融緩和、どちらも景気を動かすための重要な政策です。
やり過ぎると、どちらもハイパーインフレへ
しかし、財政出動 も 金融緩和も いま現在の世の中では好景気を期待させますが、
将来の暮らしを苦しめる副作用も秘めています。
廻るおかねを増やしていくほど、
- 財政出動 国債追加発行
- 金融緩和 金利や通貨価値の低下
どちらもゆくゆくは、貨幣の信用を下げてしまうのです。
そしてあまりに信用が低下していわゆるハイパーインフレに陥れば、
自国通貨が使えない貧しい国となり、わたしたちの円建て個人資産もすべて消えてしまいます。
ぜひ、政府や日銀による景気への対応やゴール設定を気にしながら、自分なりの分散で資産防衛していきたいですね。
まとめると
財政出動は政府、金融緩和は中央銀行が行なっています。
景気後退時にかぎらず、政府や中央銀行の対応をなんとなく理解して、悲観することなどなく、自分なりに運用していきましょう。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
まじめに麻雀するほど、ルールを知らずにソンをするのがイヤになり、
はじめる前に必ずルールを確認する日々だったです。
そんな姿勢でも、“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
日米欧の中央銀行や景気指数をなんとなくながめながら、ひたすら毎月の給料を世界中の企業に託していけば、しぜんとおかねは増えていきます。
大枠のルールを必ず確認する、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。