ギャンブルをしている時間は、お腹が空きません。
勝ってても負けてても、途中でなにか食べようなんて思わないです。
そして、そのままギャンブルだけで一日が終わります。
一日が終わって
パチンコ や フリー雀荘で過ごしたのなら、ほぼ10時間以上はなにも食べていない状態で、急に夢から覚める感じですかねえ。
ギャンブルで勝った場合
ギャンブルに勝った後は、どういうわけだか、ぜんぜん食欲がわかないままです。
興奮してるのか、ほとんど眠くもなりません。
ドーパミンというホルモンが体中をまわっているのでしょう。
ホントに、依存症は恐ろしいばかりです。
ギャンブルで負けた場合
ギャンブルに負けると、どういうわけだかお腹が空きます。
とんでもない空腹感が、あっというまに襲ってくるのです。
しかも、おかねはもうなくなっているので、ホントに困ります。
数時間前まであった万札などはもう跡形もなく、家にある小銭をかき集めて、
少しでも安く、少しでもボリュームのあるパンをコンビニで買うしかなかったです。
いつしか
ギャンブルをする前におかねを使うことは “出銭(デゼニ)” と言って、
イヤがるギャンブラーが多く、一般的には食事をとらずにみんな出かけます。
とくにギャンブル姿勢を大切にするひとにとっては、ある意味、美学やこだわりです。
とはいっても、負けたあとの空腹感はホントにしんどく、
ドーパミンが消えていく強力な反動は、わたしのような根性なしに、とてもとても耐えられるシロモノではありませんでした。
いつしかこだわることもなく、ギャンブルする前には、安くて腹持ちのいいものをあらかじめ食べるようになって、
お腹が空いてても空いていなくても、とにかくわたしなりの必死の防衛策だったですねえ。
勝っておかねがあるときにはみられない、負けたあとにやってくる泣きたいくらいの空腹感、
ギャンブル依存あるあるでした。
ギャンブルしないひとには伝わらない、寝食を忘れるほどの熱狂、
いま振り返っても、情けない、はずかしい、でもやっぱりなつかしい、
どっぷりギャンブル依存だったころの想い出はなしを終わります。