ライブドア事件のころに、村上ファンドの村上世彰さんが、インサイダー取り引きで捕まりました。
その際、“おかね儲けは悪いことですか?” という名言で、とんでもない大騒ぎだったです。
もちろん違法行為はゼッタイに許されませんが、おかね儲けを否定しないようにしましょう。
資本主義の原則どおり
村上世彰さんの本を読むと、日本企業のなれ合い経営をなくし、日本の景気をよくする志を感じます。
- 日本企業を株主優先に変える
- 日本企業の内部留保を減らし、ROEを高める
その結果として日本全体におかねを循環させる、と資本主義の原則どおりです。
企業のおかねは、ぜんぶ株主のものなので、
稼ぐための新たな投資先がない場合、通帳預金ではなく株主配当へ、企業に対してきっちり要求し、
- 企業が稼ぎ、そして株主が儲かる
おかねは決して内部留保でとどまらせず、社会をまわりつづけ、しっかり日本経済が成長する姿を目指していたそうです。
そんな志の投資家だったからこそ、
- “おかね儲けは悪いことですか”
記者会見でふつうに言ってしまったのでしょう。
おかね儲けが悪いことなら資本主義は成立せず、日本国民みんなが貧しくなってしまう、という前提をマスコミ側が理解できていませんでした。
おかね儲けはいいこと
おかね儲けに対する反応は、みんなそれぞれで、
- ガマンしながら労働するひと
- ひとによろこんでもらおうと創意工夫するひと
- ひとによろこんでもらい、さらに社会を良くしようと画策するひと
日々おかねを手に入れる姿勢で変わってきます。
ガマンしながら労働する
- 自分がガマンして働くから、おかねが手に入る
という思考のひとは、いわゆる労働者給料しかイメージできません。
汗水垂らさないおかねは悪、という考えなので、
村上さんは、いわゆる労働をせずに大きなおかね儲けをする悪いひとなのでしょう。
ひとによろこんでもらう
- ひとによろこんでもらうと、おかねが手に入る
という思考のひとは、お客さんの笑顔にむかって試行錯誤しています。
おかねは感謝のカタチ、という考えなので、
お客さんによろこんでもらった企業を介して、おかねを得る株主の村上さんは、立派なひとと評価するでしょう。
ひとによろこんでもらう、社会をよくする
- ひとによろこんでもらって、しかも世の中に貢献できたら、大きなおかねが手に入る
という思考のひとは、近江商人の三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)という大きな構想を目指しています。
資本主義の原則どおりにみんなでゆたかになろう、という考えなので、
お客さんによろこんでもらう企業を介して、さらにさまざまな立場のひとにもよろこんでもらう立ち回りをつづけ、
大きく儲けた村上さんは、尊敬に値するひととなるでしょう。
よろこんでもらう規模によって、みんなそれぞれ手に入るおかねの額が異なり、
そのひとの稼ぐ姿勢によって、利益をあげる投資家への評価も変わります。
どんなときも、“おかね儲けはいいこと” と信じたほうが、自分も周囲のひともゆたかで幸せな暮らしとなりそうですね。
まとめると
おかね儲けを肯定し、資本主義の原則どおりに稼ぐひとを尊敬しましょう。
そして、自分ができることを増やして、自分よし、他人よし、世間よし、みんなによろこんでもらうおかね儲けに取り組みたいです。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている
ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。
とにかくギャンブルをつづけたくて、おかね儲けがいいとか悪いとか感じることなく、おかねを欲しがる日々だったです。
しかし、“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。
これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。
収入が入るたびに、ひたすら株を購入していけば、
リスクをとった分だけ世の中の役に立ちながら、おかねが増えていきます。
“おかね儲けが悪い” と思っていないギャンブル依存は、株式投資をたのしみながら、しぜんとおかねに困らなくなっていけるのです。
額に汗しようがしまいが気にならない、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。