小学生から高校生まで将棋、中学生から中年まで麻雀、どちらも結構真剣にやってました。
そのころ、テレビでみる名人、身近にいる格上のひとは、華やかな名手を見せなかった気がします。
そしていま、自分も “名人に名手なし” の姿勢で投資へ取り組めています。
将棋、麻雀

勝負事では、実力が乏しいひとほど一か八かの一撃で勝負を決めようと、
- 奇手、必殺技
- 名人に名手なし

反対に、実力があるひとほど無理をせず粛々とリードを広げていくのが一般的です。
奇手、必殺技

実力がなく勝てないひとほど、いわゆる一撃形成逆転の必殺技を求め、

華やかな起死回生の一手のカッコ良さに憧れ、しかもマネたがります。

実際、その瞬間だけ無茶をすれば勝てるカンタンな方法を、わたしたちはついつい求めてしまいがちでしょう。
名人に名手なし

一方、ホントに実力のある強いひとほど当たり前そうな手を指しつづけ、そしてあぶなげなく勝つことが多く、

本人はいろいろなことを想定していても、側からは淡々と進んでいる様子、
- 名人に名手なし

実力者の所作を評する有名な格言、

やっぱりわたしたちも、危険を冒さず勝てるほどの実力へ日々精進していきたいです。
資産運用

資産運用でもおなじように、資産額が少なく知識が乏しいひとほど、一か八かの勝負をくり返し、
- 投機
- 投資

資産額が大きく知識があるひとほど、無理せず粛々と増やしていきます。
投機

いわゆる投資の話になると、
- ストップ高銘柄を狙い撃ち
- 沸騰小型株
- だれでも稼げるFX

ラクしてすぐに儲かる必殺技を求めるひとが多いです。

どう考えても、他人を出し抜いて儲けられる投機テクニックが、本屋やネット上でカンタンに手に入るわけはなく、

ましてそのような打ち出の小槌があったとして、わたしたち庶民の払える金額では収まらないでしょう。

現に、膨大なデータのアルゴリズムを分析する売買システムが、大富豪相手のヘッジファンドにはあるそうで、

プロもアマチュアも参加する同一市場において、根拠に乏しいままリスクをとる必殺技投機へ関われば、一気にわたしたち庶民は破綻へ近づきます。
投資

一方、人口増 と イノベーション による世界全体の経済成長に対して、おかねを “託する” 投資では、

“託した” おかねを利用して、企業がどんどんお客さんを喜ばしてくれるおかげで、

オーナー収入のリターンは積み上がり、しぜんと資産が増えていきます。

必殺技によって他人を上回る必要などなく、日々質素に暮らして淡々と株を買いつづけるだけです。

カッコいい名手をまったく求めることなく、無理せず粛々と複利でリードを広げていける投資、

わたしたち凡人でも名人とおなじことができる資産運用の世界はうれしいばかりですね。

ぜひ投資では、相手を打ち負かす実力の名人ではなく、自制しながらしゅくしゅくと当たり前を継続する名人を目指しましょう。
まとめると

華やかな起死回生の必殺技を求めて、まわりのひとを上回ろうとする投機を避けましょう。
身の丈で暮らしながら、ひとによろこんでもらえる投資を意識して、淡々とあぶなげなく資産を増やす
- 凡人にも名手なし
を目指すのがいいですね。
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【元ギャンブル依存ドクターの経歴】
ギャンブル依存は投資に向いている

ギャンブル依存のひとは、ずっとギャンブルしてきました。

他人と競い合いながら、苦しみ、いちかばちかの逆転に挑戦して破れたり、たとえうまくいっても結局いつの間にかおかねはなくなり、

必殺技を求める勝負の世界では、なにも残らない現実を痛感する日々だったです。

“奪い合い” で “だれの役にも立たない” ギャンブルをつづけたために、
いつもおかねに困るようになりました。

これからは、主戦場を “ひとによろこんでもらう” 株式投資に換えるだけでいいんです。

一見華やかに見える投機には関わらず、リスク管理をしながらリスクプレミアムをしゅくしゅくとの積み上げていけば、

しぜんとおかねは増えていきます。

必殺技よりも名手なしの方が強いことを知っている、ギャンブル依存でよかった。
これからゆたかになりましょう。